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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ 渡辺香津美の「キリン・ライブ」を聴いてみた。
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渡辺香津美の「キリン・ライブ」を聴いてみた。

2012.04.26 Thu
kylyn live ちょっと前に、高校時代の友人の家に遊びに行って音楽を聴きながら夕飯を御馳走になった。
 彼の部屋にはオヤジのオンボロなラジカセなんか比べ物にならない程豪華なステレオが鎮座していて、若い頃に聴いたLPレコードが何枚もあり、久しぶりに大判のジャケットを手に取って眺めながら、
「おお!そういえばコレ高校の頃聴いてたよなぁ・・・う~む・・・懐かしい。」
 なんて呟いた事だった。
 その時、最初の1~2曲だけしか聴けなくて気になっていたアルバムが渡辺香津美「キリン・ライブ」で、少し聴いただけで、
「ああ・・確かこのアルバム、渡辺香津美がかなりギターを弾いていたはずだ・・・。」
 そんな事を思い出したのだ。
 家に帰って古いカセットテープの山を引っかき回してみると、ありました「キリン・ライブ」。高校当時の下手糞な字で(←今でも変わらないけど・・。)「KYLYN・LIVE」と書かれた2本のカセットテープは、レコーダーにセットすると、豪華なステレオの音には程遠いが、それでも案外マトモな音で鳴り始めた。
 面白かったのが「マイルストーン」。何の曲か分からないままに、渡辺香津美の壮絶なギターが聴けるのだが、最後に主旋律が表れて、
「そうか・・・。」
 なんて思ってしまう。若い頃の渡辺香津美の演奏が十分に聴けて、『これでもか!』と弾きまくるのが実に気持ちが良いのだ。
 また、このアルバムに参加しているミュージシャン達の豪華さは言うまでも無いが、全体的に矢野顕子の印象が頭の中に残るアルバムで、
「このネエチャン(←今はオバチャンだけどね)天才や・・・。」
 と思う程、妙な存在感があるのだ。
 「キリン・ライブ」を聴いていると、音が懐かしいのは無論の事だが、当時の若いミュージシャン達が、日本独自のフュージョンミュージックを作っていた事がはっきり分かる。そういう意味では歴史的な価値も感じられる名盤だと思っている。

渡辺香津美 KYLYN LIVE 1


渡辺香津美 KYLYN LIVE 2


 
[Music 渡辺香津美]

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Theme:音楽のある生活 | Genre:音楽 |
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NO SUBJECT

渡辺香津美は「夢の乱入者」でギターを弾いているのを思い出します。
フィージョンあたりならいいけど マイルス、エリック・ドルフィーなぞがダンナは聴いているので
ジャズはしんどいというイメージなんです。
ウチも安物のラジカセで聴いてます(>_<)
- | まり | URL | 2012.04.28(Sat) 17:04:02 | [EDIT] | top↑ |

>まり様

ああ、確かにマイルスやエリック・ドルフィーはしんどいですね。僕も同じです。だから滅多に聴きません。
んで、友人宅で聴いたステレオは良かった。
いいステレオが欲しいと初めて思いました(笑)
まぁ、買う事にはならないだろうけど・・・。
- | 土佐のオヤジ | URL | 2012.04.30(Mon) 07:37:12 | [EDIT] | top↑ |

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