アール・フッカーの「2バグズ&ア・ローチ」を聴いてみた。

「ほう・・・カッコイイねぇ・・。」
なんて思っていたのだが、最後には、
「もう十分です。オエッ!」
そんな感覚なのだ。
このアルバムを手に入れた理由は、単にジャケットが気に入ったからで、完全なジャケ買いだった記憶がある。元来ギタリストのアルバムを好む傾向があるオヤジは、数年前に中古CD店の店先でギブソンのダブルネックのギターを抱えたこのレトロなジャケットを見てミズテンで購入した。にもかかわらず、現在までほとんどお蔵入り状態で、全く記憶が無く、まぁゴールデンウィークみたいな長い休みでもない限り、引っ張り出す事は無かった1枚なのだ。
ちょっと調べてみると、アール・フッカーという人物は、『ギタリストが憧れるギタリスト』と呼ばれていたらしい。確かに1960年代の初めにこれだけのテクニカルなブルースギターを弾く人物がいた事は凄いと思うし、スライド・ギターは無論の事、ワウペダルを使った奏法なんて、
『時代の先端を通り越して、かなり浮いてたんじゃないか?』
なんて事を思ってしまう。
テクニカルな上に繰り出すフレーズがどれもコテコテの真っ黒な旋律で、これを繰り返されると、オヤジのようにブルースとは言っても、エリック・クラプトン的なソレを好む人間は、マジでのぼせるのだ。
コテコテのブルース温泉につかり過ぎて、完全に湯あたりし、しばらくの間動けない・・・とまぁ、そんな1枚であった。
[M;Earl Hooker]




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