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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ イエスタディ・ワンス・モア
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カーペンターズの「イエスタディ・ワンス・モア」を夏の合宿で知った話

2007.05.16 Wed
ナウ&ゼン

 中学に入学して1ヶ月ほど経った、5月の半ばに僕は突然ギター部に入部した。中学に入って、楽器をやりたいという思いは、少しあったのだが、もっぱら関心は吹奏楽部で、うちの学校に、ギター部がある事は、知らなかった。
 たまたま、廊下で新入生歓迎コンサートのポスターを見て、
「へぇ~ギター部なんてあるがか?う~む、ギターやったら、一人でも曲が弾けるし、おお、そういやあ、家にギターがあるやか!」
 と思った。(僕の実家には、誰が弾いていたのか分からないが、古い腐りかけたようなクラシックギターがあった。)
 放課後、当時中2の教室の前にあった部室に尋ねて行くと、高2の先輩から
 「明日から部室に来たときは、“チワ!”と挨拶しや、それから、先輩には敬語使わないかんで~」
 と教えられ、
「ハイ、ど~ぞ」
 てな感じでギターを手渡され、
「こっちきや~」
 と連れて行かれた教室に入ると、そこには入部したての中1ばかりが4~5人集められて、メトロノームに合わせて練習していた。
 翌日から僕も、毎日毎日クラシックの基本練習をさせられたのだが、同じ中1の仲間がたくさんいたせいか(その後も中1はどんどん入部して、夏前には10人近くなったと思う。)そんなに退屈する事もなく、少しずつではあるが、確実にギターが上達してゆくのが分かった。
 そんな毎日がアッと言う間に過ぎて、1学期の期末試験も終り、学校は夏休みになった。
 我がギター部は、8月の上旬に高知市から車で1時間30分ほどの物部村(今は香美市という。)の長瀬青少年の家(←当時でもかなりオンボロだったんで、今はもう無いんじゃないかな?)で毎年恒例の夏合宿を予定しており、我々中1は、初めての合宿参加に、かなり興奮していた事を思い出す。
 当日は顧問のI先生とOBの大学生は車で出発し、我々学生(←高2から中1までで25人ぐらいいたかな?)は、小型のバスに楽器や荷物を積み込んで出かけたと思う。
 合宿中は基本練習、個人練習、パート練習、合奏、と細かくスケジュールが組まれていて、まあ、朝から晩までギター漬けの数日間だった。
当時クラブ内では、
「夏の合宿で上手くなる」
と言われていたが、その意味がよくわかった。
 でも、ハードな一日の中にも、休憩時間はちゃんとあって、僕達は卓球をしたり、トランプをしたりして楽しんでいた。
そんな時に誰かが持って来たカセットレコーダーからいつも流れていたのが、カーペンターズだった。
 多分、上級生の女子あたりが持ち込んだテープだと思うが、「イエスタデイ・ワンス・モア」を歌うカレン・カーペンターの声を
「きれいな声やなぁ~」
と思った記憶がある。
 顧問のI先生(英語の先生)も
「こういうのは発音の勉強になるで~」
と言っていた気がする。
 さて、今聴いてみると・・・・。
 確かに、カレン・カーペンターは素晴らしく美しい声をしている。(惜しい人を亡くしたもんだ。)
僕的には、定番の「イエスタデイ・ワンス・モア」「ジャンバラヤ」よりも、今回は「マスカレード」にぐっと来た。この曲はジョージベンソンが歌うのを大学生の頃、入れ込んで聞いていたので、とても好きなのだが、カレンが歌うのもすごくいい。
 でも、今聴こうとすると、偏った知識やみょうに肥えた耳が邪魔して、純粋に感動出来ない気がしてならない。単純に
「きれいな声やなぁ~」
と感動していたあの頃の自分がうらやましくなってしまった。
 僕はカーペンターズで初めて洋楽の世界に触れた。初めての洋楽にしては、あまりにスタンダードで女性的だと思うが、あの頃の土佐の田舎のなんにも知らない中学1年生には、カーペンターズがすごく似合っている気がしているのだ。

Carpenters : Yesterday Once More





[Music Carpenters]


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Category: 中学1年の頃 | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |