パット・メセニー・グループの「イマジナリー・デイ」を聴いてみた。

「オヤジは寝る前に古いモダン・ジャズのアルバムばかり聴いている。」
なんて話をしたが、最近はちょっと飽きてきた。
そうは言っても、睡眠前に興奮するようなロックを流す訳にもいかず、考えた末に最近は80年代から90年代にかけてのフュージョンを楽しんでいる。
水曜日の晩は、パット・メセニーのアルバム「イマジナリー・デイ」を流してみた。考えてみると、昔からパット・メセニーのアルバムは寝る前に聴く事が多い。特に90年代のブラジル音楽をにおわせるアルバムは、長い間僕の睡眠導入剤的な役割を担ってきたのだ。
で、「イマジナリー・デイ」はどうだったかと言うと、これはもう、ジャズだフュージョンだの範疇を超えてしまった不思議なアルバムで、ブラジル音楽ばかりか、アジア系の音楽へも傾倒したパット・メセニーの幻想の世界を垣間見る事が出来るのだ。
全ての曲に個性があり、それは東洋的であったり、優しさであったり、悲しさであったり、爽快感であったりと、全く異なる雰囲気を醸し出し、聴いている時にはバラバラのように感じてしまうが、一枚聴き終わると頭の中にはキチンとアルバムとしてのイメージが残るのだ。
「『凄い』なんて単純な言葉で褒めたくはないけど、『凄い』モノは仕方がない・・・。」
そんな事を感じてしまうアルバムなのだ。
[Music Pat Metheny]
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