ウィントン・ケリーの「ケリー・ブルー」を聴いてみた。

「おお!イイじゃないか!」
なんて思わせる楽器がある。オヤジの中ではフルートがその最たるもので、時々耳にしては、
「忘れていてスマン、スマン」
なんて事を考えるのだ。
さて、何故こんな話を始めたかと言うと、ウィントン・ケリーのアルバム「ケリー・ブルー」を聴いて、ボビー・ジャスパーの吹くフルートが実に楽しかったからだ。
そもそも、ウィントン・ケリーというピアニストがスイング感を生みだす天才なのだから、その上に乗っかったボビー・ジャスパーのフルートが気持ち良く聴こえるのは当然の事かも知れないが、その事以上にこのアルバムには踊り出したくなるような楽しさが満ちている。タイトル曲の「ケリー・ブルー」のイントロ一発で、一緒に鼻歌を歌いながらスキップを踏みたくなってくるのだ。(←本当にやった訳ではないよ。中年オヤジのスキップはみっともないからね・・・。)
「ケリー・ブルー」を聴いていると、
「ジャズなんてモノは、ウジウジ眉間にシワを寄せて聴くもんじゃないよ!呑気に楽しくよ!」
そう言われている気がしてならない。そして改めて、
「スイングするってのは、結局はこういう事なんだよなぁ・・・。」
なんて事を考えてしまうのだ。
[Music Wynton Kelly]
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