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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ ウィントン・マルサリス
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ウィントン・マルサリスの「スターダスト」を聴いてみた。

2010.09.07 Tue
スターダスト 9月に入って、秋の気配を感じるようになってきた。毎年この時期は、音楽も深まる秋を先取りしようと、それっぽいモダンジャズ関連のアルバムを聴く事が多くなる。
 先週ボンヤリと、
「そんなアルバムはないもんかねぇ・・?」
 なんて考えていると、最近すっかり忘れていたミュージシャンを思い出した。ウィントン・マルサリスだ。
 昔からウィントン・マルサリスの妙に落ち着いた隙のないプレイは、僕に秋っぽいモノを感じさせる。
「何が?何処が?」
 と聴かれても困るが、
「ウィントン・マルサリスは存在自体が秋っぽい!」
 昔からそう思っているのだ。(←実に意味の分からない思い込みですいません。でもそうなのです。)
 思い出しついでに今回引っ張り出して聴いたのは、「スターダスト」というストリングスとの共演アルバムだ。
「秋っぽいモノを・・・。」
 と思っているせいか、こういう中身がバラードばかりのアルバムを選んでしまったが、最終的には「秋」どころじゃなくなった。
 「スターダスト」というアルバムは、
「秋を感じるぞ~、哀愁を感じるぞ~」
 なんてレベルの中身ではなく、ウィントンの超高度なテクニックと斬新な曲の解釈が交錯する物凄いアルバムなのだ。
 枯れたようなミュートプレイに圧倒されたかと思うと、静かなバラード曲でも思いっきりブロウするセンスを見せる。言い始めるとキリが無いが、「スターダスト」からは、ウィントンの曲に挑む厳しい姿勢をピリピリと感じてしまったのだ。凄い名盤だと思うのだが・・・。

 
[Music Wynton Marsalis]




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ウィントン・マルサリスの「スタンダード・タイム・Vol.1」を聴いてみた。

2010.09.10 Fri
スタンダード・タイム・Vol.1 前回ウィントン・マルサリスの記事を書いたが、それ以来彼に凝っている。
「何故そうなってしまったか?」
 と言うと、久しぶりに聴いたアルバム「スターダスト」から感じた不思議な感覚が気持ち良くて、ずっと尾を引いているからなのだ。
 ちょっと説明すると、ウィントン・マルサリスの演奏は、聴けば聴くほどテクニックは凄いし、そのテクニックに裏打ちされた彼の音楽の世界は個性的で他の追随を許さない。しかし、この個性は、『ジャズという音楽の範疇での個性』ではなく、全く異なる土俵での個性のような気がするのだ。
 この不思議な感覚は、80年代にウィントン・マルサリスが脚光を浴びた当初からずっと言われ続けたモノで、これが彼に対する非難の元にもなった。しかし幸いな事に、オヤジはこの『他のジャズミュージシャン達とは全く異なる不思議な感覚』がとても気持ち良く、楽しく彼のアルバムを聴いてきたのだ。
 さて、今回久しぶりに聴いたのは「スタンダード・タイム・Vol.1」。オヤジが非常に好きなアルバムだ。
 このアルバムでウィントンは、ジャズのスタンダード・ナンバーの数々を非の打ちどころが無いほど素晴らしく演奏している。叙情的で溢れ出るフレーズの数々は、申し分が無く実に感動する。
 前出の不思議な感覚はあるが、「スタンダード・タイム・Vol.1」を聴いていると、ジャズだ、クラシックだ、テクニック重視だ、云々と議論する事が馬鹿馬鹿しく思えてくる。そして最後には、
「何だかんだ言っても、ウィントンの演奏は感動する事間違いないんですけど・・・。」
 そう呟きたくなるのだ。

 
[Music Wynton Marsalis]





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