アル・ディ・メオラの「エレクトリック・ランデブー」を聴いてみた。

一方、同じくスラップを使わずに演奏するベーシストで、ジャコのような圧倒的な個性はないが、よくよく耳を傾けると非常に複雑でテクニカルな演奏をするベーシストにアンソニー・ジャクソンという人がいた。(←故人みたいな書き方だけど、今でもいます。)1970年代から80年代のフュージョン系のアルバムを聴いてゆくと、あっちこっちに参加している名ベーシストだ。当時のフュージョンを聴き倒したオヤジのような人間には、『アンソニーのベースをスティーブ・ガッドのドラムが支えている』というのが一つのパターンで、この2人のリズムセクションと聞いただけで、
「いいに決まってる!」
と言いたくなるのだ。
先日も、アル・ディ・メオラの懐かしいアルバム「エレクトリック・ランデブー」を聴いてみるに、メインのギタープレイそっちのけで、リズムセクションの2人の演奏ばかり聴いて、懐かしさのあまり悶絶してしまった。(←嘘です。でもそれだけ懐かしかったという事です。)
「エレクトリック・ランデブー」はオヤジが大学に入学した頃に話題になっていたアルバムで、ロック色を強めたアル・ディ・メオラのギタープレイをコピーしてる奴がキャンパスのあちこちにいたような記憶がある。そんな訳でとても懐かしい1枚なのだが、今聴いてみると何となく本来のアル・ディ・メオラのスタイルとは少し異なるような気がする。
『何がしたいのかよく分からないアルバム・・・。』
そんな風に感じてしまうのだ。でもまぁ、あんまり深く考えるのは止めておこう。懐かしいから文句は言いません。以上。
Al DiMeola - God Bird Change
[Music Al Di Meola]




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