オーティス・クレイの「愛なき世界で」を聴いてみた。

「フィリピンの怪しいポン引きみたいや・・・。」
なんて陰口をたたいていた事を思い出す。
そんな先輩がオヤジに紹介してくれたのがオーティス・クレイのアルバム「愛なき世界で(Trying To Live My Life Without You)」だった。当時、オーティス・クレイがサザン・オールスターズの「いとしのエリー」をカバーした事が話題になっていた時期で、その辺の話からこのアルバムをカセットテープにダビングしてもらう事になったのを覚えている。
ただ、当時のオヤジはこの手の音楽にはあまり興味が無かったので、「愛なき世界で」は2~3回聴いただけで、その後20年以上もお蔵入りになっていた。ところが、4年ほど前に、このテープを見つけて久しぶりに流してみると、あまりの良さに椅子から立ち上がり身悶えてしまったのだ。(←気持ち悪いだろうけど事実だ。へへへっ。)知らぬ間にオーティス・クレイの音楽にオヤジの感覚が追いついた訳で、その後は折に触れ流すアルバムとなった訳だが、いつも感じるのは、
「古いアルバムなのに、実にスマートだよなぁ・・・。」
という事だ。リズムが重く歌はビンビンに熱いくせに、アレンジがスッキリしているせいかサッパリ感が漂うのだ。
先日は天気の良い日曜日の午後に聴いていたけど、そんなシチュエーションでも妙にマッチして全然違和感が無い。いずれにしても、気持ちの良い事は間違い無く、コレ、ホント名盤なのだ。忘れないようにしたい1枚だ。
[Music Otis Clay]




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