スティーリー・ダンの「ガウチョ」を聴いてみた。

「アパート帰って聴け!いいぞ!」
と言われた記憶があるのだ。
早速アパートでダビングしながら聴いたのだが、正直言って、
「はて?何がイイのだろう?」
と、首をかしげてしまった記憶がある。
今考えてみるとタイミングが悪すぎた。当時の僕の頭の中には、歌入りの洋楽と言えば、歪んだギターの音に乗っかってシャウトするロック色の強い物しかなく、洒落た歌のバックで展開されるジャズっぽいコード進行を楽しむ事は出来なかったのだ。このアルバムを僕に紹介したのが、こういう意表を突いたコード進行に一番敏感なキーボードを弾いている人間だったと言う事も、今考えると、
「さもありなん・・・・。」
なのである。
とにかく、あと1年ほどしてこのアルバムを聴けば、スティーリー・ダンの虜になっていた事は間違いないと思うのだが、残念な事に、その後の僕はスティーリー・ダンの事は暫くの間忘れていた。
今回久しぶりに聴くと、その意表を突くコード展開には、
「ちょっとやり過ぎじゃないの?」
とも思いつつ、逆にこういうのが、とてつもなくカッコイイと思っしまう自分は、何年経っても変わっていない気もした。
「他のアルバムもチェックしよう!」
Steely Dan-Hey Nineteen
[Music Steely Dan]
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