ダイアナ・クラールの「ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム」を聴いてみた。

で、声の話となると、最近圧倒的に気に入っているのがダイアナ・クラールの声だ。以前、このブログで女性のジャズシンガーたるもの、
『1・美人でなくてはならない。2・大人の女を感じさせる声と歌い方をしなくてはならない。3・その歌声で酒の酔いがぐっと回り、ゾクゾクするような快感を味わえなくてはならない。』
などとアホな事を書いているが(←こちらです)ダイアナ・クラールの場合、この3箇条に声の魅力がプラスされる。何とも渋くて本格派を思わせるその声と音楽は、大人の鑑賞に堪えうる天性のモノだ。
今回聴いたのは「ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム」。もうジャケット見ただけで中身の良さがビンビン分かるような1枚だ。・・・とは言っても、オヤジは少し前にこのアルバムを聴いた時、楽器の編成がシンプルだったので少し意外な気がした。オヤジの頭の中には、オーケストラをバックに豪華に歌い上げる彼女のイメージがあったので、少々面食らった訳だ。でもこのアルバムを聴くほどに、
「こういうダイアナ・クラールも全然OKだわなぁ・・・。」
そう思えてくる。楽器がシンプルな分、彼女の格段に上手くなったピアノが随所で聴けて、それはそれで十分に楽しめるのだ。
こういうアルバムを聴いていると、当たり前の事だけど、
『一流ってのは、天性のモノと日々の鍛錬の積み重ねがあって出来上がるものだ。』
改めてそう思ってしまう。
最近のオヤジの愛聴盤である。
[Music Diana Krall]




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