パコ・デ・ルシアの「シロッコ」を聴いてみた。

「まぁその辺に置いて、いつでも弾けるオモチャにしよう・・・。」
なんて考えて購入した。
で、そのオモチャ片手に昔弾いたクラシックの曲を少し練習してみたが、腕の衰えは見るも無残、聴くも悲惨で自己嫌悪に陥っている。いやはや・・・なのだ。
さて、オヤジのギターの腕前は置いといて、このギターを手に入れた事で、
「この辺でも聴いてみるかな?」
なんて思い流した1枚がある。パコ・デ・ルシアのアルバム「シロッコ」だ。
パコ・デ・ルシアって人ですぐ思い出すのは、アル・ディ・メオラとジョン・マクラフリンと共演したあの驚異のアルバム「フライディ・ナイト・イン・サンフランシスコ」で(←その辺の事はココに書いてます)、オヤジが彼の演奏を聴くようになったのも、このアルバムがスタートだった。
その後何枚かのアルバムを聴いたが、彼の本流であるフラメンコ・ギターが徹底的に聴ける点で気に入っているのがこの「シロッコ」だ。
シロッコとは、地中海沿岸に吹く高温の南風の事だが、中身もタイトル同様に熱い。手拍子と共に幕を開けたアルバムは、気持ちの良い疾走感と驚異的なギター・テクニックが続いてゆく。一方で、フラメンコ独特の情熱的でロマンティックな雰囲気は全編を通して感じる事が出来る。
千円のギター片手に、
「このくらい弾ければねぇ・・・。」
なんてしょうもない事をついつい呟いてしまう1枚なのだ。う~む・・・情けない。
[Music Paco De Lucia]




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