シン・ゴジラと今日の1曲

「で、どうだったか?」
って言うと、とてつもなく感動した。
「よくこんな映画作ったよなぁ・・・。」
である。
とにかくこの映画、ゴジラだけが嘘で、他は全部本当って思わせる所が非常に怖くて面白い。
ゴジラに破壊される東京の街並みがリアルなのは勿論、逃げ惑う人々がリアルで、過去の怪獣映画みたいに、
「あっ!ゴジラだ!」
なんて恐怖顔して指さす人間なんて一人もいない。ゴジラから遠い人々は、皆スマホをかざして撮影に夢中だし、近い人は逃げるが、その方向がバラバラで、全員がカメラの方向に向かって逃げてくるなんて事はない。腰が抜けて動けない人や、呆然と見上げて巻き込まれてゆく人もいる。不謹慎だが、東日本大震災の津波から逃げる人々の映像と重なり、
「実際はこうだろうなぁ・・・。」
なんて思い、非常に怖いのだ。
一方、ゴジラを迎え撃つ政府は?と言えば、コレもリアルの塊。難しい法律用語が機関銃のように飛び交うが、法律の解釈、指揮命令系統、総理大臣の権限、自衛隊、諸外国との折衝とまぁ、こっちも、
「こうなるんだろうなぁ~」
って思う部分が満載である。
オヤジは「シン・ゴジラ」が話題になっているのは知っていたが、事前情報がほとんど無かったので、知識ゼロでの鑑賞だったが、それが幸いしてか、終盤では涙が出そうなくらい感動してしまった。そして、絶対に続編が出来そうな結末。
「早く次が見たい。この後どうなるんだよ。おい!」
って、こんなに思う映画は最近では珍しい次第だ。
さて、ゴジラ話はこの辺にしておいて、前回から始めた個人的名曲の紹介をしたい。
今回は、クイーンのアルバム「ライブ・キラーズ」より「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」を取り上げる。
「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」はクイーンというバンドに不動の地位を与えたアルバム「オペラ座の夜」に収録されたバラード曲で、個人的に『実にクイーンらしい』、もっと言えば、『フレディー・マーキュリーらしい曲』だと思っている。
この美しいバラードを朗々と歌い上げるフレディーには、いつも感動させられるが、特に今回聴いたのはライブ盤であり、フレディーが観客と一緒になって「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」を歌う。その辺が背中ゾクゾクのポイントで、聴きどころだ。
しかしまぁ、「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」なんて曲名、恥ずかしげもなくよく付けるもんだなんてオヤジは思う。曲名だけ聞くと越路吹雪とか美輪明宏が頭に浮かぶもんね・・・とまぁ、その辺は日本人の悲しいところだけどさ。
いや、話がそれたが、「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」、名曲だと思っています。
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Queen - Love of my life
『シン・ゴジラ』予告
『シン・ゴジラ』予告2
[Music Queen]



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