ジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」を聴いてみた。

「フンフンフ~~ン」
なんて言いながら聴き流して、
「結構いいじゃない~。」
と、思って終ってしまう。
「これでもか~!これでもか~!」
とたたみ掛けるようなアドリブに、くたくたになり、理屈をこねる前に、
「もう充分です。参りました・・・。」
みたいな体験を暫くしていない気がしたのだ。
そんな訳で、ジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」を引っぱり出した。ヘッドホンを付けて、大音響で聴き始めると、1曲目のアルバムタイトル曲「ジャイアント・ステップス」から、もの凄いスピード感と緊張感。これぞ、ストレートの剛速球、ジェットコースターにでも乗ったような気分で曲が疾走してゆく。
「これこれ・・・・これですよ。理屈はいいから、演奏聴いてその迫力とオーラにボコボコにされたい・・・。」
そんな、ちょっとマゾヒスティックな気分になってくる。
そうそう、スピード感だけじゃなくて、バラードの曲「ネイマ」も大好き。あちこちで耳にするけど、本家のコルトレーンがやっぱりしっくりくる。音の世界に浸り尽くし、結果、えも言われぬ快感が湧き上がって来る。
この疲れと感動こそジャズを聴く楽しみの一つなり。いかがなものか?
John Coltrane : Giant Steps
[Music John Coltrane]
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Category: Jazz/Fusion | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |