ジャッキー・マクリーンの「ジャッキーズ・バッグ」を聴いてみた。

「このアルバムは凄いぞ!!」
なんて誰かに言われても、チョイト流して気に入らないと、すぐお蔵入りになってしまう事が多々あるのだ。
そんなオヤジでも、音楽が聴き易い秋がやってきたせいか、
「やはり、何か発見があるかも知れない!」
などと考えて、『昔1~2回聴いただけで匙を投げたアルバムを、もう一回流してみる。』なんて事をやっている。
今回引っ張り出したのはジャッキー・マクリーンの名盤「ジャッキーズ・バッグ」だった。
ちょっと前にマクリーンの別のアルバムを聴いて、
「悪くないけど俺の趣味じゃない。でも、何とか彼の良さが分かりたい!そんで誰かに『やっぱマクリーンのアルトはたまらんぜ!』なんて事を偉そうに言ってみたい!」
そう考えた事を思い出し、15年近くお蔵入りだった「ジャッキーズ・バッグ」を引っ張り出したのだ。
ヘッド・フォンを付けて大音響で聴き始めると、案の定マクリーンの妙にイライラさせるアドリブが流れて来る。それでも何か自分の意識を動かすモノが無いか、必死で音に食らいついてゆく。そして、必死で全編聴き終り『何が分かったか?』と言うと、正直『何も分からない』のだ。相変わらず、
「悪くは無いけど、好きか?と言われると、う~む・・?」
なのだ。どうもマクリーン理解には、まだまだ修行が足りないらしい。
でも面白い事に、高校生の頃プログレを理解しようと1フレーズ、1音たりとも聴き逃さないよう必死でアルバムを聴いていた事を思い出した。
こういう修業的な音楽の聴き方も久しぶりに悪くないのだ。
[Music Jackie Mclean]
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