ガンズ・アンド・ローゼズの「チャイニーズ・デモクラシー」を聴いてみた。

「日本に生まれて良かったなぁ・・。」
なんて思う。
「馬鹿言っちゃいけないよ、問題山積の日本のどこがイイのよ?」
って突っ込まれそうだが、テロが頻発する中東や内戦と貧困のアフリカ諸国、矛盾だらけの中国や言わずと知れた北朝鮮なんかと比較して、“命の安全面で”という意味だ。
中でも中国には、先日のノーベル平和賞受賞者、劉暁波(りゅうぎょうは)氏への対応で、中国共産党に楯突く者を絶対に許さない姿勢を改めて見せつけられる思いがした。しかし、あんな民主主義のカケラもない国が世界第2位の経済大国だから驚く。オヤジが思うに、中国はこれからも世界での存在感を増すが、近い将来必ず政治と経済の辻褄が合わなくなり(←既にかなりそうなってるけど・・)大混乱が起きることが目に見えている。その時に日本が受けるとばっちりが、少ない事を祈るばかりだ。
さて、中国の民主化絡みで思い出したアルバムを1枚。ガンズ・アンド・ローゼズの「チャイニーズ・デモクラシー」だ。このアルバム、発売当日に中国共産党が怒りのコメントを発表し、今でも中国全土で発売禁止のはずだ。まぁ中国の場合、デモクラシー(民主主義)って言葉には以前から過剰反応するので、“さもありなん”なのだが。
で、中国の話ばかりしていてもしょうがないので、久しぶりに「チャイニーズ・デモクラシー」を全編聴いてみたが、正直な感想を言えば、
「アクセル・ローズから毒が抜けた。いや、良く言えば大人になった。」
そんな感じの1枚だ。
まぁ、発売されて既に10年近く経過しているので
「毒のある頃のアクセル・ローズなんて何年前の話よ?」
って言われそうだが、オヤジの中のガンズ・アンド・ローゼズは、ある意味“ガラの悪さがウリ”みたいな所があるので、妙に洗練されると戸惑うし、凝った作りのアルバムだと、
「ガンズっぽくない。」
って感じてしまう。
そんなわけで、個人的にはあまり好きなアルバムではないが、オヤジの意見など関係なく「チャイニーズ・デモクラシー」は世界中でバカ売れしたらしい。
「中国共産党もロックバンドなんぞに目くじら立ててムキになるなよ。」
などとは言えない1枚なのだ。
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Guns N' Roses - Chinese Democracy
[Music Guns N’ Roses]



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