浪速エキスプレスの「ノー・フューズ」を聴いてみた。

「う~む、嫌な季節になってきた・・・。」
夕飯後にビール片手に書斎に向かっても、どうも寒くて、パソコンを立ち上げる気にあまりならない。でも、音楽だけはマメに聴いている。
昨日は、25年近く前の古いカセットテープを引っぱり出した。浪速エキスプレスの「ノー・フューズ」だ。
僕が、大学生の頃、日本のフュージョンバンドで最も人気があったのが、カシオペアだった。まあ、カシオペアはその後も、ずっと第一線で活躍するフュージョンバンドだけれど、あの時期、大阪にカシオペアと十分に張り合うだけの実力を持ったフュージョンバンドがいた。それが、浪速エキスプレスだ。
僕はこのバンドの何とも言えない自由な曲が大好きだ。
1曲目の「ビリービン」はいかにもあの時代の日本のフュージョンを象徴するような一曲で、それなりに懐かしく、彼等の代表曲と言える。でも、僕のおすすめは、2曲目の「自由の女神」、5曲目の「高野サンバ」、最後の曲の「フォー・マイ・ラヴ」だ。
「どんどん自由な世界が広がって、行ける所までいってしまう。」
浪速エキスプレスの曲と演奏にはそんな予感がある。
「さすが関西、おおらかで、実によろし。」
そう声をかけたくなるアルバムだと思ってます。
NANIWA EXPRESS : BELIEVIN'
[Music ナニワエキスプレス]