ナルシソ・イエペスの「フェイマス・ギター・ミュージック」を聴いてみた。

「最近クラシックギターを弾いてないなぁ~。」
なんて事を考えた。
3年ほど前に中学時代から弾き続けた愛器が壊れてしまい、以来クラシックギターには疎遠になっている。
考えてみれば、クラシックギターは一人で楽しむには最も良いギターであるにも拘わらず、ここ数年はエレキギターやフォーク系のギターを購入して喜んでいる訳で、
「そろそろ基本に戻って、クラシックを弾かねばならないぞ!」
なんて事を考え始めたのだ。
こんな事を考えたのは、先日ナルシソ・イエペスのアルバム「フェイマス・ギター・ミュージック」を聴いたのが原因で、このアルバムで改めてクラシックギターの美しさ、奥深さに瞠目し、感動する事しきりだった。
ナルシソ・イエペスと言えば、オヤジは中学生の頃に彼のコンサートに行った事がある。当時クラシックギターにのめり込んでいたオヤジにとっては、
「イエペスが高知にやってくる!」
という情報は、ほとんど夢のような話であり、
「おお!こりゃ~凄い!どんだけ上手いか、じっくりと見せてもらおうやないか~。」
なんて思い、当日は期待に胸を膨らませてコンサート会場に足を運んだものだ。
その時から30年以上経っているが、「フェイマス・ギター・ミュージック」を聴くと、当時のクラシックギターに対する熱い想いが再びフツフツと湧き出してくるかのように感じる。「アルハンブラの思い出」や「アストゥリアス」など、当時憧れの曲の数々が感動と懐かしさを持って再びオヤジの心に突き刺さるのだ。
「こういうアルバムは楽器の衝動買いに繋がる。重々気をつけねば・・・。」
そう思っている。
Narciso Yepes - Recuerdos de la Alhambra
Narciso Yepes - Asturias - Composed by Isaac Albéniz
[Music Narciso Yepes]