AC/DCの「バック・イン・ブラック」を聴いてみた。

話の中に出てくるベーシストが何度も主人公に向かって、
「お前、本気でロックしてるのか?」
と喧嘩ごしで聞く場面があるのだが、オヤジも自分自身に、
「『本気でロックする』ってのは、要するにどういう事なんだ・・・?」
そんな疑問を投げかけていた。
さて、このアルバムが『本気でロック』なのかどうなのか分からないが、最近オヤジがロックを感じたのがAC/DCの「バック・イン・ブラック」だ。
AC/DCというバンドをオヤジが知ったのは高校生の頃だが、40歳を超えたホンの最近になるまで、このバンドのアルバムは一枚も聴いた事が無かった。変な話だが、気分的に、
「今更なぁ・・・。」
みたいな部分がずっとあったのだ。ところが人間40歳を過ぎると、こういう意味もなくカッコつけた部分がどんどん無くなる。人生の残りが見えてくるせいか、何でもかんでも、
「今聴かないと損じゃ!」
そんな事を考え始めるのだ。
「バック・イン・ブラック」は馬鹿みたいにシンプルなギターとシャウトが全編を支配したようなアルバムだが、何故か妙にカッコイイ。このアルバムは、“生き様としてのロック”なんぞ全く持ち合わせていないオヤジに、大音響、単純、汗、叫び、そしてその演奏の裏側にある酒、ドラッグ、暴力、セックス、怒り等々の実にロック的な匂いをジンワリと感じさせてくれるのだ。
古いアルバムだがボリュームを上げてガンガン聴けば良い。『本気でロック』の意味が一瞬分かるような気がするのだ。
AC/DC BACK IN BLACK
[Music Acdc]




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