バッド・カンパニーの「バッド・カンパニー」を聴いてみた。

「僕一人で夕方まで留守番!」
という、願ってもない好条件となり、
「さ~て、のんびりと、音楽でも聴こう。今日は聴き貯めじゃ。まずは、ロック。う~む、普通のロックが聴きたいぞ・・・。」
と思った。
そんな時は、バッド・カンパニーが良いと思う。僕には、このアルバムが普通のロックなのだ。
どんなに、
「ディープ・パープルが好きだ!」
とか、
「レッド・ツェッペリンがカッコいい。」
なんて言っていても、毎日高級フランス料理ばかり食べていると飽きるのと同じで、
「日本人は、やっぱり、お茶づけとお新香だよな~。最終的には、これが一番美味いよ~。」
と、思わせるような感覚がこのアルバムにはある。
フリーの時よりも、全体的に軽くなった事により、1曲目のヒット曲「キャント・ゲット・イナフ」から、最後の曲まで、シンプルなロックが聴ける。実に聴き易く、僕好みなのだ。
ポール・ロジャースというボーカリストも大騒ぎするほど好きではないのだが、何故か安心する。
“自分のお茶づけアルバム。”
こういうのを何枚か持っている人の音楽人生は、楽しいものだと思います。
Bad Company : Can't Get Enough
[Music Bad Company]