サザンオールスターズの「バラッド’77~’82」を聴いてみた。

なんて事を真面目に考えてみたりする。
とにかく中学生の頃から40年近くもオヤジの周りには常に何がしかの気になる曲が存在していて、それはある時はジャズであり、ある時はハードロックであり、またある時はドロドロの演歌だったりするのだ。
何かの本で、常に文字を目にしていないと落ち着かない『活字中毒』なる症状があるのを知ったが、オヤジの場合、さながら『楽曲中毒』で、その時に気になる曲を流す事で気分が落ち着くようなのだ。
曲に対しては、興奮を求めたり、抒情を求めたり、メッセージを感じたり、楽器の演奏技術に聴き入ったり、とまぁ様々な楽しみ方をしているが、中でもこのブログの基本コンセプトである『過去の思い出と直結した曲』には否が応でもセンチメンタリズムを感じて、知らず知らずのうちにCDに手が伸びてしまう。
先日聴いたサザンオールスターズの「バラッド’77~’82」にもそんな曲がたくさん収録されている。このアルバムはサザンの初期のバラード曲を集めた2枚組のベストで、オヤジは20代の頃から現在に至るまで事ある毎に流して楽しんでいる。「バラッド’77~’82」の良さは、ハズレ曲が無いという点。本当のベスト・アルバムなのだ。まぁ逆に言えば、この当時のサザンの発表する楽曲のクオリティーの高さが凄いという事になるのかも知れないが・・・とまぁ、少々褒め過ぎの感もあるが、オヤジの場合このアルバムを流すと、どの曲を聴いても青春真っ盛りの頃の様々な風景や思い出が次々に立ち上がって来る。そして最終的には、
「ふぅ・・・。」
なんて溜息をつき、何となく涙が出そうな気分になってくるのだ。
『こういうアルバムを傍に置いて、何時でも感傷に浸る事が出来る人生というのは、最新のアルバムばかり聴いて必死で突っ張ってる中年オヤジよりは幸せでカッコイイのではないか?』
そんな事をオヤジは考えている。
[M;サザンオールスターズ]




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