チャーリー・パーカーの「バード・ザ・サヴォイ・レコーディングス」のVol.1、Vol2 を聴いてみた。

「俺が生まれる何年も前に、モダンジャズっていう音楽は既に確立されていたんだなぁ・・・。」
なんて当たり前の事を、改めて感じてしまった。
モダンジャズというジャズの形式を最初に確立したのはチャーリー・パーカーだと言われている。この巨匠の、インプロヴィゼイションのみに命を懸けた音楽の方法は、非常な衝撃を持って世に迎えられたであろう事は、彼のアルバムを少しでも聴いた事がある人間なら想像がつくと思うのだ。
で、ここからはオヤジの独断と偏見に満ちた話なので、
「そんな事ない!馬鹿者!」
なんて怒りに満ちたジャズ・ファンに怒られそうなのだが、チョイと聞いて欲しい。
オヤジは、『結局、モダンジャズっていうのは後にも先にもチャーリー・パーカーしかいなくて、その後のミュージシャン達は彼のやり方をベースにモダンジャズに枝葉を付けただけだ。』そう考えている。

なんてすぐに突っ込まれそうだが、『マイルス・デイヴィスは、パーカーが作ったモダンジャズという木の幹に、様々な方向へ育つ事が可能な大きな枝を何本も付けた。』そんな解釈をしているのだ。
「また勝手な事を・・・。」
と思うかも知れないが勘弁願いたい。オヤジの基本的なモダンジャズの解釈ってのは、コレなのだ。
とまぁそんな事を考えながら久しぶりに聴いたのが、「バード・ザ・サヴォイ・レコーディングス」のVol.1とVol.2。オヤジがまだ20代の頃に購入したチャーリー・パーカーのアルバムだ。
こういうのを聴くと、モダンジャズが世に出てきた最初の荒々しさと驚きを実感する事が出来るし、チャーリー・パーカーというミュージシャンが如何にダントツで特異な存在であったかがよく分かるのだ。
年に1回くらいはこういう“ルーツを探る!”みたいなアルバムに耳を傾けるのも悪くないと思っている。
[Music Charlie Parker]




FC2タグ : チャーリー・パーカー バード・ザ・サヴォイ・レコーディングス |
Category: Jazz/Fusion | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |