ブラック・サバスの「パラノイド」を聴いてみた。

「ほう・・・聴いてみるかな。」
なんて何も考えずに流したところ、実に妙な気分になってしまったのだ。
「この妙な気分を記事にせずにはいられない・・・。」
そう思った訳で、まぁ、せっかちなオヤジの話を聞いて欲しい。
さて問題の「パラノイド」、多分30年ぶりくらいに耳にする事になったのだが、有名な曲が多いせいか、
「そうそう、こんなアルバムだったなぁ・・。」
なんて懐かしい事この上ない。しかし曲が進むにつれて、だんだんと恥ずかしくなってきたのだ。
そもそもブラック・サバスというバンドのコンセプトはオカルトを意識したハード・ロックにある。彼らのこのイメージは後のロックシーンに多大な影響を与えた事は偉大だと思うのだが、その出発点ともいえる「パラノイド」の音は、発売から40年以上も経過した今聴いてみると、
『お化け屋敷で恐怖感を煽ろうと必死に仮装したのに、どこか間が抜けてて、でも本人はそんな事に気が付いていない。』
そんな印象を受けたのだ。
まぁ、高校生の頃はこのテープを聴いて感動しまくってたので、そんなオヤジ自身も実に恥ずかしいのだが、その辺を差し引いても、やっぱり妙な恥ずかしさでお尻のあたりがムズムズするのだ。
時の流れと言ってしまえばそれまでなのだが、古いアルバムを聴いていると時々こういう感覚になる。まぁそれも含めて懐かしいのだけれどさ・・・。
[Music Black Sabbath]




FC2タグ : ブラック・サバス パラノイド |
Category: Rock/Pops | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |