フリーの「フリー・ライヴ!」を聴いてみた。

こっちは古典文学云々じゃなくて、以前から興味があった1枚で、TUTAYAの棚で目にした時に、
「お!珍しいの発見!」
てな感じだった。
と言うのも、フリーのライブアルバムはコレ1枚しかない。だから結構貴重なアルバムで、オヤジは以前から聴きたいと思っていたのだが、なかなか機会に恵まれなかった。その上、このCD盤はオリジナル盤に7曲もボーナス・トラックが追加されている。なんか凄く得した感じなのだ。
そんな訳で、高校生みたいにワクワクしながら流し始めたのだが、コレがまぁなかなかのアルバムだった。
今までイマイチ納得出来なかったポール・コゾフのギターが、このアルバムでは実によく分かる。彼はスタジオ盤とは比較にならない程よくギターを弾いているが、それが毎度お馴染みのポール・ロジャースの歌を決して邪魔する事無く、逆に引き立たせる。そしてシンプルなサイモン・カークのドラムに乗っかったアンディー・フレイザーのベースが結構複雑にうねる。
「そうか・・・コレがフリーってバンドなんだ!」
なんて認識を新たにした次第である。
彼等の音楽はブルースを基調にしたブリティッシュハードロックだが、音の数が少なく、それでいて重厚さを感じさせる点が特徴でもあり魅力でもある。
「フリーって重いし暗いんだよなぁ・・。」
なんて事も考えるのだが、このライブアルバムを聴くと、それだけじゃないバンドって事がすぐ分かる。4人それぞれの演奏の力量が並はずれて高く、曲に対するアプローチをそれぞれが行った結果、全てが融合してパワーとなり客に伝わるのだ。
いずれにしろ、このライブアルバムを聴かずして、これまで偉そうにフリーの記事を書いていたのが恥ずかしいやら、みっともないやら・・・まぁそんな思いのオヤジなのです。皆様ご勘弁を!
[M;Free]




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