再び、ウェス・モンゴメリーの「フルハウス」を聴いてみた。

土曜日にコピーしていたのは、ウェス・モンゴメリーの名曲フルハウス。彼のアルバム「フルハウス」の1曲目に収録されたタイトル曲だ。
まずは、オヤジのギターの音をウェスに近づける為に、エフェクターをこねくり回して、納得できる音を作る。それから曲に合わせて主旋律をジワジワとコピーしてゆくのだ。
ウェスのプレイは、親指の腹で弦を弾く独特な奏法なので、オヤジも真似して親指の腹を使って弦を弾く。そうすると、甘い音色がアンプから流れ、一気にジャズっぽい雰囲気が部屋に広がる・・・とまぁ、この辺で、
「うひひひひ~~、俺ってウェスみたい!」
なんて、毎度お馴染みの勘違いが始まるわけで、まぁ、傍から見ていると実に単純で馬鹿なのだ。
で、集中する事、約1時間。結構弾けるようになって、
「あぁ~疲れた!休憩!休憩!」
なんて言いながら、コーヒー片手にそのままアルバム「フルハウス」を全編聴く事にした。
まぁ、昔から大好きなアルバムなので、今更良いとか悪いとか、上手いとか下手とかの次元じゃないが、改めて聴くとやっぱり「フルハウス」は凄い。
ウェスのギター・プレイは無論の事、それをサポートするメンバーが、ある時はギターを後ろで支え、ある時は煽り、一方で自分のアドリブは渾身の一発をかましてウェスと対等に勝負をする。要するにバチバチの真剣勝負が展開されるのだ。ところが、聴く者にその緊張感を感じさせないのが「フルハウス」の真骨頂だとオヤジは思う次第。アルバム全体を通してウェスのギターが実によく歌っているので、緊張感よりも歌心の方が前面に出て、聴く方は真剣勝負なんぞ関係なく、只々気持ちが良いのだ。
オヤジはこの「フルハウス」を30代の初めから折に触れて聴いてきたが、ギタリストのアルバムで、これだけレベルの高い1枚はそうそう無いと思っている。久しぶりに聴いたけど、やっぱり名盤なのだ。
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Wes Montgomery : full house
[Music Wes Montgomery]



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