ブライアン・セッツァー・オーケストラの「ジャンピン・イースト・オブ・ジャワ~ライヴ・イン・ジャパン」を聴いてみた。

今更ながらだが、ロカビリーという音楽の魅力は、椅子から立ち上がり腰を振りたくなるようなスウィング感とレトロチックでありながらもついつい引き込まれるようなコード進行にあると痛感した次第だ。
ロカビリーは、黒人が生み出したロックンロールを白人のエッセンスでアレンジした音楽だ。そしてロックンロールとは黒人たちがブルースを主体にしたダンスミュージックを演奏し始めた事に端を発した音楽だから、『踊れる音楽』という意味では、ロカビリーはその息吹を受け継いだ正統派のロックだと オヤジは思っている。・・・などと意味の分からない音楽評論家みたいな話をするのはつまらないので、アルバムの話をするが、まずオヤジが、
「いいぞ!!」
って感じたのは、ブライアン・セッツァーのバックを支えるのに、ビッグ・バンドを配している事だ。ブライアン・セッツァー・オーケストラと銘打っているのでその通りなのだが、オヤジにはロックギターのバックでビッグ・バンドが演奏するという発想は無い。歪んだギターの音色とビッグ・バンドの共演は非常に難しいという感覚が強くて、構成を聴いただけでは違和感ありありなのだ。が、コレが目からウロコが落ちるが如く実に良いのだ。音楽的な内容とライヴ・パフォーマンスはロカビリーの芸術と言っても過言ではないほどだ。
その上、ブライアン・セッツァーのギターと歌が相変わらず冴えまくる。無意識に、
「ホント上手いよなぁ・・・。」
なんて言葉が出て来るほど、スピード感とリズム感にあふれたギタープレイが繰り広げられ、その上に渋い歌声が乗っかるのだ。正直、
「久しぶりに面白いアルバムを聴いたぞ・・・。」
そう思った事だった。
Brian Setzer - This Cats On A Hot Tin Roof
[Music Brian Setzer]




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Category: Rock/Pops | Comment(8) | Trackback(0) | top↑ |