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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ ブラック・ドッグ
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レッド・ツェッペリンの「ブラック・ドッグ」で悩んだ話

2007.06.08 Fri
レッドツェッペリン4

 僕が中3になった頃、音楽好きの仲間内で、人気を二分するロックバンドは、レッドツェッペリンディープパープルだった。当時すでに、双方ともに、解散して無かったのだが、そんな事は、土佐の田舎の中学生には全く関係なく、
「やっぱり、ロバートプラントの歌は、誰っちゃあ真似は出来んぞ!」
「いや、けんど、パープルにはオルガン(←当時の僕は、キーボードという言葉を、まだ知らなかった。)ジョンロードがおるきにやぁ~。音の厚みが違うちや。」
「ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズやち、オルガン弾くやないか~。」
「え?その曲の時は、ベースはどうなっちゅうがなや?ベース無しの曲かや?」
「さあ~?知らんけど、ベースみたいな音がするオルガンを弾くがやないがか~?」
「ほ~。そりゃすごいにやぁ~」
 
などと、春のおだやかな日差しが差し込む、昼休みの教室で、食堂の売店から買ってきた、菓子パンと、三角パックのコーヒー牛乳片手に、馬鹿な会話をしていた事を思い出す。
 こんな光景が頭に浮かぶのも、僕の通っていた中学は、中高一環の私立中だったので、高校受験があるわけでもなく、一般の中3生よりも、ノホホ~ンと、実にのんきな学生生活を満喫していたからだ。
 そんな僕が、「レッドツェッペリンⅣ」のアルバムを手に入れたのは、昼休みのマヌケ話(←本人たちは至ってマジメだったのだぞ!)に花が咲く、中3も夏の土曜日の夕方、クラブ(←ギター部でした)が終わった後で、 帯屋町の大西時計店(←当時はレコードを売っていました。)の二階に行って、同じ、ツェッペリンの「永遠の詩」とどちらを買うか、迷いに迷って、購入した事を記憶している。「永遠の詩」は映画でも有名で、すでに友達のベーシストK藤君が持っていたので、ダビングさしてもらおうという頭が最終的には働いたのだと思う。
 その晩、A面一曲目の「ブラック・ドック」が気に入って、すぐにギターを引っ張り出してコピーを始めたが、どうもしっくりいかない。原因は、間奏部分でギターのリフと、バックのリズムの拍子がひっくり返って元に戻る所(←こういう表現しか出来ません。申し訳ない。)があって、そこが上手くリズムが取れないのだ。
「こりゃ~おかしいぞ。ツェッペリンはリズムが悪いにゃ~(←おいおい、そんな訳ないぞ!でも、完全に、否定出来ない気がするのが怖い・・・・。)」 
などと独り言を言った記憶がある。そして、この違和感が原因で、「ブラック・ドッグ」のコピーも途中でストップしてしまった。
 この不思議な違和感が解消されるまでには、その後何年も時間がかかり、大学生になった頃、久しぶりに、ツェッペリンを聴く機会があって「ブラック・ドッグ」を耳にした時、
「ああ~そういう事やったんか・・・(←どういう事や!)かっこえいやん。」
 という、長い便秘が治ってホッとしたような感覚(←違うと思うけど・・)を持つ事が出来た。
 さて、今改めて聞いてみると・・・。
 問題の間奏の部分は、ちゃんとかっこ良く聞こえるし、デビューから4枚目のアルバムのという事もあって、気負う所が無くて、余裕たっぷりの演奏が聞けると思う。ジミーペイジの独特のアドリブが流れるように聞こえてきて、当時の僕が
「こんなん俺もすぐに弾けるかもしれんぞ・・・。」
 と、大きな勘違いをするのがよく分かる。(←このような勘違いをその後の僕は、たびたびするのだけど・・・・。)
 当時と同じようにちょっとギターを引っ張り出して、リフをコピーしてしまった。
 この曲を聴くと、ツェッペリンの、ちょっとしたリズムの遊びで悩みまくったり、大きな勘違いをしながら、下宿の畳の上にあぐらをかいて、必死でギターを弾く中学生の自分の姿が、マンガみたいに、浮かんできたのだ。

Led Zeppelin : Black Dog





[M;Led Zeppelin]


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Category: 中学3年の頃 | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |