南沙織の「17才」を聴いてみた。

「この人は、『うちの近所に住んでたらいいよなぁ・・・』なんて事を感じさせた最初のアイドルだった。」
そんな事を言っていた。全く同感である。
この曲が街に流れていた当時、オヤジは田舎の小学校の3~4年生だったが、南沙織の健康的で都会的な雰囲気が気に入って、
「こんな人が俺のお姉ちゃんだったらいいのになぁ・・・。」
なんて事を真剣に考えた記憶がある。
まぁ、色気づき始めるにはまだちょっと早い年齢だったので、それ以上の事は想像しなかったが、オヤジがテレビに登場する女性タレントを、
「イイよなぁ・・・」
的な視線で見た最初の人は南沙織に間違いないと思うのだ。
それにしても、「17才」でデビューした時の彼女は正に17歳。ジャケットを見て分かるように、現在の17歳のネエチャンと比べるとグッと大人っぽい。まだ芸能界でアイドル歌手というポジションがキチンと確立されていない頃なのか、現在のアイドルのデビューアルバムのように作り上げられた個性は無く、その代わり素顔だけで抜群の存在感を持っている。
その上「17才」は歌詞が良い。南沙織の賢さがにじみ出るような歌詞なのだ。『走る水辺の眩しさ』とか、『好きなんだもの私は今、生きている』なんて詞の歌心はその辺の17歳では表現できないと思うのだ。
う~む・・・名曲なり。しばらくの間、オヤジの鼻歌は「17才」になる予定なのだ。
17才 : 南沙織
[Music 南沙織]



