無料ブログ
土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ 坂本龍一
RSS|archives|admin

スポンサーサイト

--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


|
Category:スポンサー広告 | Comment(-) | Trackback(-) | top↑ |

YMOの「ライディーン」は東京への憧れ。の話

2007.10.26 Fri
ソリッドステイトサバイバー

 僕が高2の頃、土佐の田舎にもテクノ・ポップのブームが急にやって来た。僕はあのシンセサイザーを中心にした無機的な音で構成される曲があまり好きになれず、テクノ・ポップの中でも大御所のように言われていたイエロー・マジック・オーケストラ(以下YMO)でさえも、
「なんかようわからん変なグループやにゃあ。シンセサイザーばっかり鳴らして。大体、こんな曲の何がおもしろいがな?」 
 なんて思っていた。
 しかし僕のイメージとは裏腹に、YMO人気は学校でもどんどんと広がっていって、この前まで、
「やっぱり、キャンディーズランが最高や~。」 
 なんて言っていた奴が、突然、坂本龍一がどうしただの、高橋幸宏がこうしただの言い初めて、非常に驚いた記憶がある。
 また、YMOの影響は音楽だけに留まらず、ステージ上での人民服みたいな衣装や、普段のファッションも田舎の高校生には注目の的であった。
 ちょうどその頃から高知市内の中心街から少し離れた場所にポツリ、ポツリとビギメルローズニコルといったデザイナーズ・ブランドのショップが出来始めた。
 これをきっかけに、もみあげを剃り落としたヘルメットみたいな髪型に、真っ黒なデザイナーズ・ブランドを着て、にきび面にサングラスを掛けた高校生が帯屋町を闊歩するのが見られるようになった。
 女の子もカラスみたいな服を着た、かりあげ頭の奴がうろうろし始めた。これを見て、うちのバンドのキーボードのI川君は、
「なんで不細工な女が、よけい不細工にするがなや?。あんな色の黒い、首の太い女が刈り上げたら、後ろから見たら、漁師に見えるぞ。おい。かつお船にでも乗れや~。」
 なんて言っていた。
 僕らがよく通っていた帯屋町のレコード店の大型テレビも、しょっちゅうYMOのライブの映像を流していが、自転車を止めて暫く眺めても、今一つ良さが分からなかった。唯一、ギタリストで参加していた渡辺香津美のテクニックには、
「さすがに上手いにゃ~。」
 と思った記憶があるのだが・・・。
 でも、そんなYMOの曲から一つだけ強烈に感じた事があった。それは、『都会』という事である。もっと具体的に言うと、
「これは、東京の音楽やな~。」
 という事である。
 「ライディーン」にしろ、「テクノポリス」にしろ、こんなに土佐の田舎者に東京という都会を感じさせる曲は初めてだった。
 当時の僕は、YMO「ライディーン」を聴くと、いつも、実際には行った事がなくて、全くの想像にも関わらず、六本木や赤坂の夜の街でデザイナーズ・ブランドをかっこ良く着こなした奴らが、おしゃれに遊んでいる光景が頭に浮かんでいた。
 僕は少し前から、高校を卒業したら東京の大学に行き、バンドをやりたいと考え始めていた。そんな、東京に対する憧れを持つ田舎の高校生には、曲の好き嫌いは別にしても、YMOはなんとも胸が熱くなるようなグループであった事は確かだ。
 今考えると、僕はなんとなく都会の雰囲気に浸るために、わざわざYMOのLPを友人に借りて、テープにダビングし、下宿の部屋で流していたんじゃないかな?・・・と思う。
 さて、改めて聴いてみると・・・・。
「あらら~!?」
 なんとも、シンセサイザーの音が薄っぺらに聴こえてきて、
「ん?当時の音ってこんな音やったんや~。これでも、最先端の楽器やったんやな~。そう考えると今の技術はすごいにゃ~。」
 と、素直に30年近い時の流れと技術の進歩を音で実感してしまった。
 そうは思っても、昔の音にも懐かしい味があるもので、CD全編、楽しく聴く事が出来た。でも、今となっては、「ライディーン」から、東京のおしゃれな夜を想像する事は、とても出来ないけれど、東京という街と僕とのつながりは、この曲がスタート地点だったのかも知れないと思います。

YMO : Rydeen





[Music YMO]

スポンサーサイト


Theme:音楽 | Genre:音楽 |
FC2タグ : YMO ライディーン 坂本龍一 ソリッド・ステイト・サバイバー イエロー・マジック・オーケストラ |
Category: 高校2年の頃 | Comment(4) | Trackback(0) | top↑ |

散歩から思い出した過去の通勤風景。

2008.07.06 Sun
 今回は、急に思い出した事があるので、早速記事にしている。
 今から2ヶ月ほど前の話だが、僕は日曜日の早朝に散歩に出かけた。散歩のコースは家の前を流れる鏡川の河岸を暫く歩き、その後北へ向い大橋通りのアーケードを抜け、高知名物の日曜市を回って帰ってくるルートで、日曜日の散歩の定番コースだ。
 その時も毎度の事ながら、
「日曜市で朝食用にカマスの開きと漬物でも買って帰ろうか?」
 などと呑気な事を考えていた。
ベリー・ベスト・オブ・クリストファー・クロス ただ、こういう買物絡みの散歩はいつも女房と一緒に出かけるのだが、この時は、たまたま1人で、話相手がいなくてつまらないので音楽を聴きながら出かける事にした。聴いていたのは、クリストファー・クロスのベストアルバムで、「ベリー・ベスト・オブ・クリストファー・クロス」だ。
 クリストファー・クロスは、僕が大学生になったばかりの1980年代の前半に、「セイリング」「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」等の名曲でヒットチャートを賑わしたアーティストで、とにかく歌声が抜群に美しい。あの頃街を歩けば、当時言われていたAORを代表するような演奏と共に、彼の歌声をあちこちで耳にしたし、深夜の音楽番組でもビデオ・フリップがしょっちゅう流れていた。
 僕は彼の「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」を聴いて、それまでニューヨークに持っていた『ジャズやソウルが流れて、いかにも夜が似合いそうな街』という印象だけでなく、『早朝の朝霧にけむるセントラルパークや高層ビル群の美しい風景』などもニューヨークという街の印象として実感するようになったのだ。
 さて、散歩の方はクリストファー・クロスの美しい歌声が耳から入ってきて、気分良く快調にスタートした。まずは鏡川の河岸を歩く。川面で時々跳ねる魚に気が付いたり、対岸の景色を眺めたりしながら歩を進めていたが、この時、
「ん!?昔、確かこんな風に音楽を聴きながら河岸を歩いた事があるような気がするのだが・・・。いつの事だったろうか・・・?う~む・・・思い出せないな・・。」
 とまあ、こんな事がふと頭をよぎったのだ。
 それ以降、この事はすっかり忘れていたのだが、昨夜寝ている時に突然、断片的に思い出してしまったのだ。
 僕は東京でサラリーマン生活を送っていた頃に毎日CDウォークマンを持って会社に出勤していた。主に通勤電車の中で好きな音楽を聴く為であったが、ほんの短い期間だが出勤前に歩きながら音楽を聴いていた事を思い出したのだ。
 当時の僕の職場は都営地下鉄東西線門前仲町という駅から徒歩で10分ほどのコンピュータビルの中にあった。普通、通勤は門前仲町駅で乗り降りしていたのだが、独身の頃、少しの間、朝の出勤時に1駅手前の茅場町駅で地下鉄を降りて、そこから会社のビルまで音楽をガンガン聴きながら歩いていた事を思い出したのだ。
ラスト・エンペラー(サウンド・トラック) まず、茅場町駅で地下鉄を降りて近くの立ち食い蕎麦で朝食を取る。その後店を出るとイヤホンをセットして、CDウォークマンのスイッチを入れる。聴いているのは、坂本龍一&デヴィッド・バーンの「ラスト・エンペラー(サウンド・トラック)」だ。
 僕は当時封切られた映画「ラスト・エンペラー」にすっかり感動してしまい、特に坂本龍一の音楽にしばらく心を奪われていたのだ。このサウンド・トラックのCDをかなりのボリュームで聴きながら、永代通り隅田川に向かって歩き始める。永代橋の手前を北に折れ、IBMのビルを左手に見ながら隅田川沿いを箱崎方面に歩き、首都高が走る隅田川大橋の歩道部分を歩いて、対岸の深川方面へ渡り会社へ向うのだ。この間約30分。
 隅田川河畔の何でもない都会の風景が、坂本龍一の音楽よって、何か壮大な映画の1シーンのように感じられ、出勤前の朝のひと時に感動的な音楽の世界に浸る事が出来たのを思い出す。とにかく当時の僕は会社まで歩きながら、毎朝のように興奮と感動で鳥肌が立っていたのだ。
TRUTH 一方、仕事が立て込んでいる時の朝などは、気合いを入れるために、T-スクェア「TRUTH」をガンガン鳴らしながら会社へ向った事も思い出した。
 T-スクェアというバンドは、フュージョン系のバンドとは言いながらロック色の強いポップな曲が多くて、大学生の頃は大好きでよく聴いていたが、卒業してからは全く耳にしていなかった。それが、この頃アルバムタイトルの「TRUTH」という曲がF1のテーマソングになり、やたらとそこら辺で耳にするようになったのだ。まあ、こんな曲一発で仕事に対して気合いが入るのだから、あの頃の僕は単純と言えば、実に単純なのだが、
「音楽には人間をそうさせる何かがある!」
 みたいなことを当時は感じていて、ハードな仕事に立ち向かっていた事を思い出す。
「いやはや・・・、若かったなぁ~。」
 なんて思ってしまうのだ。
 僕は結婚と同時に生活が変わり、この早朝の音楽散歩を止めてしまった。今思い出すと朝の音楽散歩は、たぶん結婚前の2~3ヶ月の間の事だったと思うのだが、どうもはっきりした事は思い出せない。また、この時他にも聴いていたアルバムが確かにあったと思うのだが、タイトルもその時の気持ちも思い出せないのだ。それでも、断片的に思い出した事は良かったと考えている。
 僕は次の休みにはTUTAYAに出かけて、「ラスト・エンペラー」をレンタルしようと思っている。そして、久しぶりにその映像と音楽に果てしなく感動しようと思っているのだ。
「ひょっとしたら、また何か思い出すかもしれない・・・。」

  
[Music Christopher Cross] [Music 坂本龍一] [Music T-スクウェア]


Theme:音楽 | Genre:音楽 |
FC2タグ : クリストファー・クロス ベリー・ベスト・オブ・クリストファー・クロス ラスト・エンペラー 坂本龍一 TRUTH T-スクェア |
Category: 思い出の曲話 | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。