ビル・エヴァンスの「PORTRAIT IN JAZZ」を聴いてみた。

「秋が来たな~。」
と思ってしまう。
僕は、秋の深まりを感じるようになると、水割りを片手に、ジャズが聴きたくなる。その上、ミーハーなので、
「よし!今日はタイムリーに「枯葉」を聴こう。」
なんて思ってしまった。
こんな事を呑気に言っていると、本当のジャズファンからは、
「おい!勘違いするなよ!そんなロマンチックなメロディーに酔って喜んでるのは、ジャズの本当の聴き方じゃないぞ!出直してこい!」
なんて、怒られそうなのだが、40をとうに過ぎたオヤジが、感傷に浸ろうとするのだから、好きにさせてほしい。オヤジはわがままなのだ。
で、ビル・エヴァンスの「PORTRAIT IN JAZZ 」を楽しんでいる訳です。このアルバムは20年近く前に購入したのだが、それ以来、聴く状況はいつも同じような気がする。こういう静かな夜に、ボリュームを落として、のんびりと聴くのだ。
正直言うと、今夜は「Autumn Leaves(枯葉)」が聴きたかった訳ではなく、ビル・エヴァンスのピアノが聴きたかったのだ。
秋の夜長に、ビル・エヴァンス。
ウイスキーのつまみには、
「いい線いってるんじゃないか?」
なんて、思ってます。
これも、オヤジのわがままか?
Bill Evans : Autumn Leaves
[M;Bill Evans]
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サラ・ヴォーンの「枯葉」を聴いてみた。

毎回歩くコースは決まっていて、途中、神社を抜けて行くのだが、最近は銀杏の葉がたくさん落ちていて、この落葉を踏みしめながら歩くと、ガラにも無く
「おお~!秋だねぇ~」
なんて事を感じてしまうのだ。
音楽も一緒で、オヤジは毎年この時期になると決まってジャズの超スタンダード・ナンバー「枯葉」を聴いて秋を感じる。(←馬鹿みたいに単純だけど・・。)毎年、美味い水割り片手にビル・エヴァンスのピアノか、マイルスのトランペットと決まっているのだが、今年は、
「そうそう・・・コレも枯葉だわなぁ。滅多に聴かないけど・・・。」
なんて思いながら、サラ・ヴォーンの「枯葉」を流してみた。
この人の枯葉は、まぁ何と言うか、オヤジの好む所の哀愁漂う「枯葉」のイメージには程遠く、全編、驚異のスキャットで押しまくり、聴かせまくる。元来、
「女性のジャズボーカルたるもの、美人で、声がハスキーで甘くて、色気がある白人でなくてはならない!」
なんて勝手な事を考えているオヤジにとっては、鼻持ちならないボーカルなのだが、そのテクニックとノリの良さには無条件に脱帽してしまう。その上、彼女の歌を支えるジョー・パスのギターも驚異としか言い様がなく、こちらもオヤジを唖然とさせてしまうのだ。
とにかくこのアルバム、とてつもなく音楽的にレベルが高く、
「すげ~~~!すげ~~!」
の連続で、のんびり水割りなんぞ飲んでいられない1枚なのだ。
う~~む・・・疲れたぞ。
[Music Sarah Vaughan]




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