高中正義の「スーパー・タカナカ・ベスト」を聴いてみた。

思い出してみると、オヤジが若い頃は夏と言えば必ず海へ行って甲羅干しをした記憶がある。男も女も「こんがり小麦色の肌」が最も健康的な時代で、「美白」は現在とは逆に人気が無かったのだ。
そんな世の中だったので、当時はサーファーの人気が強く、猫も杓子もサーファーっぽいファッションをしており、実際にサーフィンはしないのに車にボードだけ積んでカッコつけてる「丘サーファー」がウジャウジャいる時代だった。
何故こんな昔話をするかというと、高中正義のベストアルバム「スーパー・タカナカ・ベスト」を聴いていると、当時の海の風景がボンヤリと頭に浮かんできたからだ。
「スーパー・タカナカ・ベスト」は70年代から90年代の高中正義の名曲を網羅したベスト・アルバムだが、個人的にはどうしても80年代にヒットした曲に思い入れが深い。特に「ブルー・ラグーン」、「レディー・トゥ・フライ」の2曲はオヤジの頭の中で当時の海の風景と完全にリンクしているのだ。
最近の高中正義の活動はよく知らないが、彼は世の中がバブルに向い始めた1980年代の前半、オヤジが一番熱い夏を過ごしていた頃に、最もポピュラーでカッコイイギタリストとして君臨していた。それが証拠に、オヤジが大学生の時に所属していた音楽サークルでギターを弾いている奴は皆「ブルー・ラグーン」をコピーして喜んでいたのだから・・・と昔話ばかりしてもしょうがないので話を現在に戻すが、彼の音楽は今聴いても決して色褪せてない。50歳が近いオヤジが80年代の海に思いを馳せるだけでなく、今でも、
「う~む。この夏は海で泳いでみたいなぁ・・・。でも、その後は2~3日寝込む事になりそうだなぁ・・・。」
なんて事を考えるのだから・・・。
忘れかけていた名曲の数々。久しぶりに楽しみました。はい。
高中正義 BLUE LAGOON 1981
Ready To Fly 高中正義
[Music 高中正義]




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