高橋真梨子の「高橋40年」を聴いてみた。

このアルバムはそのタイトル通り、高橋真梨子の歌手生活40周年を記念して、ペドロ&カプリシャスの時代から現在まで発表してきた曲の数々が収録されている。まぁ一言で言えば、
「これ1枚で高橋真梨子というアーティストの概要がわかるのです。」
そんなアルバムなのだ。
オヤジは二十歳の頃に高橋真梨子に目覚めて以来ずっと彼女が大好きで30年以上も聴き続けているので、今更このアルバムを聴いて良いも悪いも無いのだが、一言文句を言いたいのがジャケットなのだ。
「一体誰がデザインしたのかよ?」
そう言いたくなるような馬鹿ジャケットだ。
まぁオヤジみたいな年齢の人間と、最近の若者との間には様々な感覚的な隔たりがあるのも分かるが、それでもこれは酷いと思う。せっかく歌手生活40年の記念豪華アルバムなのだから、もう少し格調高い重みと渋みが欲しかったと思うのだが、皆様どう思う・・・?なのだ。
さて、文句ばっかり言っててもしょうがないので中身の話をするけど、3枚のディスクを通して感じるのは、なんと言っても高橋真梨子の声の魅力だ。ハスキーで重みがあり、深い暖かみが感じられる。この特徴的な声に乗せて、女性の恋心を絞り出すように歌い上げるスタイルは、彼女の歌の王道であり、最も感動を呼ぶ部分だと改めて思った次第だ。
高橋真梨子の曲を女性が聴いてどのように感じるのか、オヤジにはよく分からないが、彼女の歌は、自分のような中年オヤジが聴いても女の心の奥深くに渦巻く情念のようなモノが感じられて、背中がゾクゾクする。ただこの情念は演歌のそれとは異なり、都会のオシャレな大人の女性が内に秘めた熱い感情である所がミソなのだ。・・・とまぁそんな事を高橋真梨子からオヤジは常々感じているわけなのです。皆様、聴いてみなはれ。コレいいアルバムでっせ。
高橋真梨子 STOP MY LOVE
高橋真梨子 はがゆい唇
高橋真梨子 for you
[Music 高橋真梨子]



