ヒラリー・コールの「魅せられし心」を聴いてみた。

こんな時には、無理にでも時間を作って、脳天ぶち抜けるようなイケイケのアメリカン・ロックか、太陽いっぱいの夏の海を思い起こさせるようなフュージョン系のアルバムを聴くのが良いのだろうが、
「じゃあ何を聴くのか?」
なんて考えても、こんな時に限ってピッタリのアルバムはすぐに頭に浮かばないのだ。
で、考えた末に、結局オヤジはちょっと卑怯な作戦に出た。憂鬱な気分を吹き飛ばすのではなく、
「そうね・・・。あなた疲れてるのよね。可哀そう、可哀そう・・・。」
と慰めてもらう事にしたのだ。
そんなわけで、流したアルバムはヒラリー・コールの「魅せられし心」。アルバム・タイトルどおり、オヤジはこのジャケットを一目見ただけで、完全に魅せられちゃったのである。(←あ~あ・・書いていて情けなくなってくる・・・。)
考えてみると、以前ヒラリー・コールの記事を書いた時も、ジャケットの話ばかりしたような記憶があるが(←こちらです)今回も、どうしてもジャケットに目がいってしまう。この人の妖艶なジャケットは、結構目に毒なのだ。
さて、ジャケットの話ばかりしててもしょうがないので、中身の話をするが、このアルバムはヒラリー・コールのデビューアルバムで、スタンダード・ナンバーが中心だ。どの曲にも癖が無く、ストレートで非常に聴きやすい。聴けば聴くほど彼女の歌の力量が本物である事がよく分かり、大人の音楽として楽しめる。まさしく「才色兼備」なのだ。とは言っても、逆にひねったボーカルが好きな人には、面白味に欠けると言われるかも知れないが・・・。
ただ、オヤジは、ジャケットの雰囲気とアルバムの中身が完全にリンクしていると思うわけで、『このアルバムで慰めてもらおう・・・。』という当初の目的は十分に達成されて結構満足なのだ。
へへへへっ。
[Music Hilary Kole]




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