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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ DON’T・STOP・ME・NOW
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クィーンの「DON’T STOP ME NOW」でフレディー・マーキュリィ-が分かった話。

2007.11.09 Fri
ライヴキラーズ
 
 僕が高1の終わりから高2の半ばにかけて最も聴いていたのはクィーンだ。この頃の僕は回りの友達に、
「クィーンはえいぞ!クィーンはえいぞ!」
 と、毎日念仏のように繰り返していたのだが、
「おお、まっことそうやにゃ~」
 と、同意してくれる友達が、なかなかいなくて、一人寂しん坊になっていた。
「何でお前らあ、クィーンの良さが分からんがなや?もうえいわ、えいわ。俺は一人寂しく聴くわ。」
 と、なげやりになっている頃に、クィーンのライブアルバム「ライブ・キラーズ」が発売された。このアルバムはクィーン初のライブアルバムで、僕は発売を心待ちにしていた記憶がある。それまでのクィーンのアルバムは全てスタジオ録音だったので、
「音とコーラスを重ねて綿密に作られた、あのクィーン独特の世界を、彼らがライブで一体どう表現するのか?」 
 が、1番の楽しみだったのだ。
 そんな思いを胸に、僕は発売後すぐにこのLPを手に入れて聴いたのだが、正直、感動で腰から背中にかけて、ビリビリ電気が走り、鳥肌が立ちまくった。
「ううっ・・・こりゃすごいぞ・・・。期待以上じゃ・・・。しっかし、かっこえいにゃあ・・・。」
 などとブツブツ独り言を言いながら、下宿の部屋の中をウロウロしていた記憶がある。(←僕は曲に感動すると、立ち上がってウロウロする癖がある。)
 そんな訳で、スタジオ盤の世界を十分に再現し、それ以上のドライブ感と迫力で押し捲るクィーンのライブアルバム「ライブ・キラーズ」は、ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」やイエスの「イエス・ソングス」のように、一発で僕のライブ名盤リストの上位にエントリーされてしまった。
 このアルバムで、それまで、僕がクィーンに持っていた、
「ちょっと線が細くて、えいとこの坊ちゃん風ロック」
 みたいなイメージは、ぶっ飛んで、
「骨太で迫力満点、ライブでも十分に楽しめる一流のロックバンドだ。」
 と感じるようになった。
 中でも、「DON’T STOP ME NOW」で、僕はフレディー・マーキュリーの本当のすばらしさを知った気がする。ちょっとしたMCの後で、スラ~ッと歌い出すこの曲は、前半の非常に美しい旋律から後半のハードな乗りの部分、最後のきれいなスキャットまで、フレディー・マーキュリーが歌いまくり、ピアノを弾きまくる。
 僕は、「ライブ・キラーズ」でこの曲を聴くまでは、クィーンというバンドの中でのピアノの音をほとんど意識した事が無かった。(←当時の僕は、名曲、「ボヘミアンラプソディー」でさえ、フレディーがピアノ弾く姿は、なかなかイメージ出来なかった。) どちらかと言うと、スタジオ盤の中だけで細工された伴奏楽器のような捉え方をしていたのだ。しかし、このライブアルバムで、フレディーの弾くピアノが、クィーンの中では、非常に重要な位置を占めていることを痛感させられた。つまり、フレディーがピアノを弾きながら歌い始めると、実にクィーンらしい独特の世界が一気に広がる気がしたのだ。そればかりか、ギターソロのバッキングのピアノもシンプルで実に格好いいのだ。
 このアルバムを聴く事で、僕のクィーンに対する考え方は全く変った。それまでの、ブライアン・メイのギターが凄いとか、コーラスが綺麗だとか、曲の作りが凝っているとかじゃなく、単純に
「クィーンは、フレディー・マーキュリーだ!。フレディー・マーキュリーが全てなんだ!」
 と、確信するようになったのだ。
 そんな事を思い出して、改めてじっくりと聴いてみた・・・・。
 やっぱり昔と同じで、最初から、フレディー・マーキュリーのオーラをビリビリと感じて、鳥肌が立った。「DON’T STOP ME NOW」のみならず、「KILLER QUEEN」「WE ARE THE CHAMPION」「WE WILL ROCK YOU」も全部が、フレディー・マーキュリーが思い入れたっぷりに歌えば歌うほどクィーンの世界が広がって行くのだ。改めて、本当に惜しい人を亡くしたものだ。
 もし、現在、フレディー・マーキュリーが生きていて、クィーンが活動していたなら、間違いなく、現役で、最高に好きなロックバンドだろうと思うのだ。

Queen : Don't Stop Me Now





[Music Queen]




Theme:ロック | Genre:音楽 |
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Category: 高校2年の頃 | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |