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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ 憧れの巨匠話
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超個人的リッチー・ブラックモアの魅力十箇条

2009.05.16 Sat
 懐かしいアルバムを聴いては、頭に浮かぶ昔の事や、どうでもいい話を記事にする事が最近は習慣のようになってしまい、ハッと気がつくと、なんとこのブログを始めて2年が経過していた。
「よくまあこんなアホ話を延々と書いてきたものだ・・・。」
 と我ながら驚いている。
 そこで、当ブログの2周年記念と言っちゃあナンですが、このブログを始めた当初から
「どうしてもこの人物の事を記事にしたいぞ!」
 と思いつつ何故か記事に出来なかった人を今回は取り上げたい。リッチー・ブラックモアだ。

リッチー・ブラックモア


 ご存知の方も多いと思うが、『リッチー・ブラックモア』という人物は、古くはディープ・パープルレインボー、最近ではブラックモアズナイトなんてバンドで非常に個性的な音楽活動をしているギタリストで、オヤジが中学生の頃から憧れ続けている人物なのだ。
 しかし、いざ彼の事を記事にするのに、アルバムを年代順に並べて曲を紹介し、感想を書いても全然面白くないし、それならオヤジよりもずっと上手いブログが他に山ほどあるので、今回は、中学生の頃から彼の音楽を聴いているオヤジが長年リッチー・ブラックモアから感じてきた魅力を箇条書きにして、曲やアルバムと絡めて独断的に話してみたいと思うのだ。(←相変わらず勝手な企画だと思うけど・・・。)
 それでは、お付き合い願いたい。題して、
『当ブログ2周年記念特別企画!超勝手なリッチー・ブラックモアの魅力十箇条 ~これであなたもリッチーが聴きたくなる~ 』
 を始めたいと思います。パチパチパチパチ・・・。(←あ~あ題名が長いうえにアホらしい企画な事は分かってる。許してくれ・・・。)

<其の一 リフの魅力>
 リッチーがこれまで発表してきた曲の中には印象に残るリフを持つ曲が非常に多い。これらのリフを聴くと、
「う~む・・。リッチー・ブラックモアとしか言いようがないよなぁ・・・。」
 と感じてしまう。そして、印象に残るリフを作るミュージシャンは他にもたくさんいるが、オヤジが最大の魅力だと思うのは、それらのリフが単純で覚え易く、ちょいとギターが弾ける人間なら、すぐ演奏出来るという事なのだ。
 これがヴァン・ヘイレンみたいなリフをかき鳴らされると、
「ヤバイ・・・ギター、もうチョイ練習しなければ・・。」
 なんて考えて、楽しむ事が出来ないのだが、リッチーのリフの場合は“容易だ”という点ではどのミュージシャンの追随も許さないと思っている。
マシン・ヘッド 数あるリフの名曲の中で、一曲挙げるとすると、ディープ・パープル「マシン・ヘッド」から「スモーク・オン・ザ・ウォーター」だと思っている。これは永遠の名曲、ギター小僧のバイブルなのだ。

<其の二 曲の構成の魅力>
 最近聴くようになったブラックモアズナイトは例外だが、過去にディープ・パープルレインボー等で演奏されたリッチーの曲にはリフがあり、歌があり、ギターかキーボードのアドリブがあり、といった一つのパターンがある。僕はこのような曲の構成が大好きで、リッチーの作る曲の大きな魅力だと思っている。
 楽器を演奏する者にとっては歌もさることながら、自分の楽器のアドリブ部分は正に曲の中の花であり、イヤラシイ言い方をすると、
「うへへへ~、ココ一番俺が目立つ所!」
 みたいな、何とも言えない興奮を味わう事が出来る。
 リッチーの作るハードロックの曲は、ギターとキーボードのアドリブが曲中に入っている事が圧倒的に多く、このアドリブが実に効果的に演奏されていて、楽器を演奏する者にとっては大きな魅力なのだ。
 一曲挙げるとすると、前記と同じくアルバム「マシン・ヘッド」から「ピクチャー・オブ・ホーム」を挙げたい。あまり目立たない曲だが、ギター・キーボードばかりか、ドラム、ベースのアドリブも楽しめる名曲だと思っている。

ライブ・イン・ジャパン<其の三 疾走感の魅力>
 僕がリッチー・ブラックモアを始めて聴いたのは中学2年の時で、ディープ・パープルのアルバム「ライブ・イン・ジャパン」の1曲目、「ハイウェイ・スター」が最初だった。
 この曲の魅力を一言で言うと、『疾走感』以外の何物でもない。曲名の通り、車に乗って高速を全速力でぶっ飛ばして行くような疾走感は、一発で僕をこの曲の虜にし、しばらくは、「ハイウェイ・スター」ばかり聴いていた記憶がある。
 リッチーの曲にはこの「ハイウェイ・スター」を筆頭に、スピード感から血液が逆流するような興奮を得られる曲が何曲かある。少し挙げてみると、ディープ・パープルでアルバム「ファイア・ボール」からタイトル曲「ファイア・ボール」レインボーではアルバム「オン・ステージ」から「キル・ザ・キング」などがそうだ。
ファイア・ボール レインボー・オン・ステージ どれもが中学生ぐらいが初めて聴くのにピッタリの分かり易い曲で、ロックに絶対必要なスリルと興奮が味わえる名曲達なのだ。

<其の四 アドリブの魅力>
 疾走感に関連するのだが、前項のスピード感を生みだす要因は、リズムは勿論の事だが、もう一つの重要な要素に、リッチーの早弾きのアドリブがある。
 単に早弾きを誇るギタリストは星の数ほどいるが、メロディアスで抑揚の効いた早弾きのアドリブは、リッチーのギタープレイを楽しむ上での真骨頂であり、最大の魅力なのだ。
 また、クラシック音楽を思わせる美しい音階やブルースを基本にしたスリリングなメロディー、ボトルネックを使った優雅な旋律等は、バラード系の曲にも素晴らしい効果を発揮しており、前出のレインボーのアルバム「オン・ステージ」等で聴かれる壮大な曲の重要なエッセンスとなっている。
 とにかくリッチー・ブラックモアの魅力の半分はギタープレイにおけるアドリブの面白さにある訳で、どのアルバムを聴いても彼のアドリブを堪能する事が出来ると思っている。

シャドウ・オブ・ザ・ムーン<其の五 クラシックを感じる魅力>
 リッチーの音楽は年齢を重ねる毎にクラシックの影響が強くなっているように思う。それも中世のバロック音楽の影響が強い。彼のギターの弾き始めがクラシック・ギターだった事が影響しているのかも知れないが、今活動しているブラックモアズナイトなんて、曲ばかりか雰囲気全部が中世のヨーロッパで、YouTubeで動画を見ると、
「いくら好きでも、こりゃやり過ぎじゃないの?下手したら人気の無いテーマパークみたいに見えるぞ!」
 なんて感じてしまう。
 しかし、こんなチャチャを入れたくなるにも拘わらず、ブラックモアズナイトはバロック音楽ばかりか、中近東やアジアを思わせるエッセンスも加わり、独特の世界を作り出している。
 ちょっと前に紹介した「シャドウ・オブ・ザ・ムーン」いうアルバム(←こちらです。)がこの辺の雰囲気を感じるのには良いアルバムで、オヤジは最近繰り返し聴いている。
虹を翔る覇者 バビロンの城門 他には、レインボー時代のアルバム「虹を翔る覇者」「バビロンの城門」も中世ギトギトの雰囲気があるロックアルバムで魅力的だと感じている。
 この2枚のアルバムは、レインボーがポップになる前のある意味、最もレインボーらしかった頃のアルバムで、ボーカルのロニー・ジェームス・ディオとドラムのコージー・パウエルという2大巨頭を据えたリッチーの素晴らしいギタープレイが聴けて、何年経ってもオヤジの愛聴盤なのだ。

フェンダー・ストラトキャスター<其の六 ストラトキャスターの魅力>
 ここからは、曲の話ではないのだが、リッチーというと、絶対外せないのがフェンダー社の誇る名器、ストラトキャスターなのだ。ディープ・パープルの初期の頃はギブソンES-335も使っていたようだが、それ以降はずっとストラトを使っている。
 ストラトキャスターの特徴は、シングルコイルのピックアップから発せられる繊細な音にあり、シンプルな分エフェクターやアンプの効果が最大限に生かせる事が魅力的な楽器だと思う。そしてストラトで奏でるバリエーションに富んだ演奏がそのままリッチーの音楽の魅力となっているのだ。
 そんなせいか、僕も中学の頃からずっと一番好きなエレキギターはストラトキャスターだ。なんて、自分の話をしてもしょうがないので、話を戻すが、とにかくストラトキャスターという楽器は、リッチーの音楽と強烈に結びついた楽器で、この楽器の魅力を語らずしてリッチー・ブラックモアは語れないと僕は思っている。

リッチー・ブラックモア<其の七 衣装の魅力>
 何故かリッチー・ブラックモアは黒い衣装を着る事がほとんどだ。長い間彼のファンであるオヤジでも、彼が赤や青の衣装を着てステージに立っている画像は見た事無いし、気持ち悪くて想像も出来ない。とにかく昔から衣装へのこだわりは非常に強いようで、この辺もある意味彼の魅力の一つだと個人的に思っている。
 
<其の八 ステージアクションの魅力>
 流石にブラックモアズナイトではやらないだろうが、昔はギターを背中に回して演奏したり、歯で弾いたり、放り投げたり、踏みつけたり、最終的には叩きつけて壊したりとまあ、ギターを弾きながらの攻撃的なアクションは実に魅力的だった。何かの雑誌でリッチーが、
ジミ・ヘンドリックスの影響を受けた。」
 なんてインタビューに答えていた記憶があるが、ジミヘン以上に攻撃的なステージアクションに、若い頃のオヤジは、
「カッコエエのぅ・・・。」
 なんて、ウットリした事だった。
リッチー・ブラックモア 最近YouTube等でリッチーの昔の映像を見て思うのだが、意外と曲とは全然関係ないリズムで首を振ったり、変なタイミングで手を振り上げたりと、
「リッチーのステージアクションは結構唐突だぞ・・・。」
 という事に気が付いた。これって、
「カッコイイ」
 と言えば、言えなくもないのだが、
「奇妙だ・・・。」
 と言ってしまえば、まさしくその通りで、冷静に見るとマンガチックだったりするのだ。
 しかしまぁ、それも含めて、
「まぁ、いいんじゃないの?」
 と思わせる所が、リッチーの魅力だとも思っている。

<其の九 変わり者の魅力>
 リッチー・ブラックモアは、昔から変わり者だと言われている。曰く、
「コンサートの時、一人だけ別に楽屋を用意させ、ローソク点けて祈ってる。」
 とか、
「すぐにバンドを脱退してしまう。」
 とか、逆に、
「気に入らないメンバーはすぐにクビにする。」
 とか、
「4~5回結婚してる。」
 とか、言い始めるとキリがない。
 でも、ホントかウソかこの辺の噂話が多ければ多いほど、ベールに包まれたミュージシャンとして、彼の魅力が浮き彫りになってくる気がするのだ。
 いずれにしろ大スターは、様々な逸話がないとつまらないと思っている。

<其の十 マイペースの魅力>
 最後に挙げたいのが、彼のマイペースな音楽活動の魅力だ。
 昔話をして悪いが、今から15年以上前に、日本武道館へ友人とディープ・パープルのコンサートを見に行った事がある。
 僕は再結成後のディープ・パープルのアルバムにはあまり関心が無く、また、この頃は、ロックをほとんど聴いていない時期だったので、当然リッチー・ブラックモアに対する思いも一時期ほど熱いものではなくなっていた。
 しかし、この時のコンサートは第2期のパープルのメンバーが揃っていた事もあり、
「ちょっくら聴きに行ってみるか・・・。」
 そんな気になったのだ。ところが、来日直前にリッチーが脱退した。武道館でのコンサートは代役のギタリストだったが、この時僕と友人は、リッチーに対して、
「ああ・・・、やってくれたよなぁ・・。」
 と苦笑いを浮かべた事だった。
孤高のストレンジャー それから2年ほど後の事だと思うが、レインボー「孤高のストレンジャー」が発売された。発売当時このアルバムは非常に評判が良かった記憶があり、僕もしばらくして聴いた記憶がある。その時僕は、
「ああ・・、リッチーはこういう事がしたくてあの時ディープ・パープルを辞めたんだなぁ・・。」
 なんて勝手な解釈をしたものだ。
 「孤高のストレンジャー」は非常に良く出来たアルバムで、この時点までのリッチーの音楽の集大成のように感じている。とにかくギターをよく弾いてるし、アレンジも面白く感じる曲が多い。また彼得意の過去の曲を再演奏したモノも入っている。
 前項で『すぐにバンドを辞める』とか『すぐにメンバーの首を切る』なんて事を書いたが、昔から彼は自分の求める音楽の為なら容赦しない。そして、現状に絶対満足せずに、少しずつスタイルを変えつつ、メンバーチェンジを繰り返して、自分の頭に描いた音楽を実現させる努力をしていると思うのだ。
 しかし興味が別へ移ると、サッとバンドを辞めて新しい音楽を始める面もある。この辺のマイペース加減が、実に羨ましく魅力的だと僕は感じている。(←いざ自分の身に降りかかった時は、少々頭にきたが・・・。)
 元来、ミュージシャンというモノは、我儘で自分勝手な人物が多いと思うのだが、僕が彼から感じる身勝手さは、音楽に関しての事が大部分で、素晴らしい作品群の代償としての身勝手さだと思っている。
 そして、彼の音楽を愛するオヤジとしては、これからも、リッチー・ブラックモアには、新たにバンドを作り、すぐにバンドを壊し、細かいメンバーチェンジを繰り返して、身勝手な音楽活動を続けてもらいたいと思っている。そうする事で、どんどん新たなリッチーの世界を垣間見る事が出来るに違いないと確信しているからなのだ。
 そんな訳で、個人的に感じるリッチー・ブラックモアの魅力を十項目に渡って書いてきた。リッチーを知らない人は、何の事かさっぱり分からなかったと思うけど、何卒ご勘弁願いたいと思うのだ。長くなり過ぎたので、この辺で、リッチー・ブラックモアの話は終りにしたい。最後にリッチーと奥様のキャンディス・ナイトの画像を張り付けときます。
 お付き合い、ありがとうございました。

リッチー・ブラックモア & キャンディス・ナイト


 それにしても今回の記事は長かった・・・。まぁ、2周年記念だから調子に乗って書きまくったけれど、ここまで読んでくれる人が何人いるだろうか?正直心配になってきたのだ。
 さて、今回も個人的な思い込みの妄想記事で申し訳ないと思いつつも、これからもこのスタイルは変える気はありません。3年目に突入した当ブログ、皆様よろしくお願いしますね。
 ではまた~!






[Music Deep Purple] [Music Rainbow] [Music Blackmore's Night]


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おでんと高橋真梨子

2009.10.03 Sat
「おでん」なのだ! 先週末の夕食は今シーズン初の「おでん」だった。
 オヤジはこの「おでん」なるものが非常に好きで、冬の寒い日に、暖かいお酒と一緒にアツアツのコンニャクや、よく味がしみたホカホカの大根を食べる事に人生の幸せを感じる単純な人間なのだ。
 おでんを食べながら三男が、
「ねぇお父さん。おでん屋ってあるの?」
 なんて事を聞くので、
「あるさ!おでん屋はいいぞ!」
 そう言いながら長男に、
「お前も、大学生になったら冬のデートはおでん屋がいいぞ!熱いおでんを食べながら熱燗を差しつ差されつ・・・これが、おでん屋の醍醐味よ。なぁ、母さん!」
 そう言うと、長男にも女房にも完全に無視されてしまった。次男は一人、
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ~」
 と、笑っていたけど・・・・。
 さて、相変わらず前置きが長いのだが、オヤジはこの時、おでんを食べながら一人の女性歌手の事を頭に浮かべていたのだ。それは誰かと言うと、高橋真梨子なのだ。
 突然、高橋真梨子と言われても、
「訳が分からんぞ!おい!」
 なんて言われそうなので、ちょっと説明させてもらいたい。
高橋真梨子 僕は大学生の頃から高橋真梨子の曲が大好きで、これまで折に触れて何枚かのアルバムを聴いてきた。
 僕が彼女のアルバムを一番聴いていたのは大学2回生の1983年頃だ。まだ「桃色吐息」がヒットする前で、彼女をテレビで見る事もあまり無かったのだが、バンドの仲間内では、
『元、ペドロ&カプリシャスで活躍した実力派の歌手!!』
 というイメージが強くあり、ちょっとカリスマ的な存在だったのだ。
 当時の僕は生意気な事に、彼女の醸し出す曲の雰囲気から、
「う~む・・・これぞ大人の女性なのだ!」
 などと勝手に思い込み、
「色恋関係なく、こういう大人の女性と静かに語り合いながら、ウィスキーを飲むと絶対楽しいだろうなぁ・・・。」
 そんな事をボンヤリ考えていた事を思い出す。そして46歳になった現在でも、僕は昔と同じように高橋真梨子にお洒落で安心出来る大人の女性の魅力を感じているのだ。
 しかしこの感覚の一方で、オヤジはここ数年来、高橋真梨子からなごみを感じる「純和風」の大人の雰囲気も強く感じるようになっている。これは、彼女が日本酒のCMの曲を歌っていた事に影響を受けているのだが、(←考えてみるとバカみたいに単純な話だが・・・。)理由は何であれオヤジは、
「これは新しい高橋真梨子の魅力なのだ!」
 と、またも勝手な解釈をしおり、最近では僕の頭の中の高橋真梨子のイメージは、すっかり「和」になって定着しているのだ。
 そこで「おでん」なのだ。
 この日おでんを食べながら僕の頭の中に浮かんだのは、
『ちょっと小奇麗なおでん屋でカウンターに座り、女将の高橋真梨子と何て事ない話をしながら「おでん」と共に熱燗を飲んでいるオヤジの図』
 なのだ。
 あまりに異常な光景なので自分でも呆れてしまうが、「おでん」を見ていると、おでん屋のカウンターの中から楽しい話をする高橋真梨子が頭に浮かんできてしょうがないのだ。
 まぁこれはオヤジが常々、
「高橋真梨子みたいな雰囲気を持った大人の女性の友人が欲しいものだ・・・。」
 と思っている事から出て来る妄想なのだが・・・・。
高橋真梨子 さて、異常な妄想話はこの辺にして、冷静に高橋真梨子の音楽の話をしたい。
 オヤジは若い頃に、彼女のように尊敬と憧れをもって聴き続ける事が出来る女性歌手に出会った事は、実に良かったと思っている。彼女の音楽を初めて聴いてから20年以上も、
「本物のプロっていうのはこういうのだぞ!」
 と感じているのだ。
 高橋真梨子の楽曲は、そこらのおばちゃんがカラオケで簡単に歌えるようなものじゃない。大学生の頃、彼女の曲を何曲かコピーしてバンドで演奏した事があるが、音大の声楽科に通うボーカルの女の子が、
「いざ歌ってみると、高橋真梨子の歌はホント難しいわ・・・。」
 そう言っていた事を思い出す。
 しかし、高橋真梨子は歌の難しさなど聴く者に全く感じさせないばかりか、包み込むような独特な雰囲気で歌い上げ、その中に女性の寂しさ、強さ、可愛らしさ、熱い想い等々を強烈に意識させるのだ。ここに高橋真梨子の音楽の真骨頂がある訳で、
「こういう凄い女性歌手がいるんだぞ。」
 と、時々思い出すだけで、音楽を楽しむ幅が随分広がった気がするのだ。
 今回、昔聴いていた曲が聴きたくなって、80年代に聴いたアルバムのテープを探してみたが残念な事に見つからなかった。しょうがなく、
「あの頃のアルバムは改めてYUTAYAでレンタルしよう!」
 と諦めて、「リプレイ」というベストアルバムを流す事にした。
REPLAY さすがにベストアルバムだけあって、名曲のオンパレードで息つく暇がない。特にオヤジが嬉しかったのが、「ジョニーへの伝言」や「五番街のマリーへ」等の古い名曲を聴く事が出来た事で、懐かしさを感じつつ改めて高橋真梨子の実力に脱帽する思いだった。
 とにかく、「リプレイ」全編を聴いてみて感じるのが、これほど情景が頭に浮かび、歌詞の意味が心に響く曲が連続するアルバムも珍しいという事だ。
 秋の夜長、日本酒を飲みながら耳を傾ける高橋真梨子の歌声は、
「艶やかで落ち着いた本当の大人の世界はこういうものだよ!」
 そんな事を教えてくれると確信したのだ。

高橋真梨子- for you...


 
[Music 高橋真梨子]


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布袋さんとつればり。

2010.07.12 Mon
 先月、東京に住む高校時代の友人から電話があった。用件は、
「実は週末に『布袋さん』と飲む事になった。『布袋さん』は土佐が大好きらしいので、何か土佐土産をプレゼントしたいと思い、考えていたら『つればり』が頭に浮かんだ。そんな訳で『つればり』を買って送ってくれないか?」
 とまあ、そんな内容だったのだ。
 さて、突然こんな話をしても、『布袋さん』とか『つればり』とか、全く意味の分からない事ばかりだと思うので、少し説明させてもらいたい。
 まず、『布袋さん』とは、そう、ギタリストの布袋寅泰氏の事だ。何故オヤジの友人が布袋寅泰氏と酒を飲む事になったかの説明は省略させて頂くが、いずれにしろオヤジの友人は電話口の向こうで、ギタリストの布袋寅泰氏と酒が飲める事に興奮していた訳なのだ。
つればり 一方『つればり』だが、これは土佐の民芸品で、写真のように着物姿の女性が3人、前かがみで並んでいる人形の事だ。
「はぁ?それがどうした?」
 なんて言われそうだが、この『つればり』、写真のように正面から見ると何て事無いのだが、裏側から見ると結構驚く。実は『つればり』とは3人の女性が着物をまくり上げてオシッコをしている人形だからだ。当然、裏から見ると、女性のきわどい部分がそれなりに描かれていて、土佐の民芸品と言えども、土産にするには結構勇気がいる代物なのだ。
 土産物店で購入するにあたって、子供の頃からこの人形を目にしているオヤジでも、
「それにしても、何でこんな下品な人形があるんじゃ・・・?」
 と、しばし考え込んでしまった事だった。
 今回、オヤジはこの『つればり』以外にも何種類かの土佐の民芸品を友人に送ったのだが、その後の彼からのメールで、『つればり』のプレゼントは布袋氏に大受けして、実に楽しい時間を過ごしたとの事であった。
グレイティスト・ヒット・1900-1999 さて、先月はこんな事があったので、久しぶりに布袋氏のアルバムを聴いた。布袋氏には申し訳ないが、オヤジの持っているCDはベストアルバムの「グレイティスト・ヒット・1900-1999」の1枚だけで、7~8年前に車の中でよく聴いていた記憶がある。
 「グレイティスト・ヒット・1900-1999」は有名曲のオン・パレードで実に分かり易い。ロックン・ロールを前面に出したノリの良い曲も楽しいが、心に沁みるバラードも渋い。布袋氏独特の少しこもったような歌声が実にカッコ良く、どの曲を聴いても、
「う~む、ギターと言い、楽曲と言い、ポップにまとまっていて、上手いもんだよなぁ~。」
 そう思えるアルバムなのだ。
 しかし、この『上手いもんだよなぁ~』という感覚は、あくまでもオヤジが1990年代の布袋氏に抱くイメージで、今現在オヤジが布袋氏に持っているイメージは、少々違っている。
 現在の布袋氏にオヤジが抱くのは、
『自分の根底に流れるロック・スピリットは絶対に変えないで、よりアグレッシブで広範囲な音楽活動をする事で、当時のコンパクトにまとまっていた音楽の殻を破り捨て、何倍にも大きく脱皮したアーティスト。』
 そんなイメージなのだ。
 実は、この事を実感出来るアルバムがここにある。
ソウル・セッションズ 画像のサイン入りのアルバム「ソウル・セッションズ」は、前出の友人が『つればり』のお礼にと送ってくれたCDで、布袋氏と様々なミュージシャン達とのセッションを楽しむ事が出来る。
 個人的には、ストレートに押しまくる土屋アンナとのセッション「Queen Of The Rock」や、ロカビリームードが漂うブライアン・セッツァーとのコンビネーションが聴ける「Take A Chance Of Love」、ドラムの中村達也との「カラス」なんかが気に入っていて、布袋氏の器用さが随所に感じられるのだ。
 しかし、ここで曲の細かい説明をしていると主旨から外れてしまうので、先に進めるが、オヤジが一番言いたいのは、
『アルバム「ソウル・セッションズ」からは、布袋氏の音楽の巾の広さ、懐の深さ、そして彼独特の個性を感じる事が出来る。』
 という事なのだ。
 ミュージシャンというのは、
『ゆるぎない個性を根底に持った上で、常に回りを驚かせるような変化をする事を宿命づけられている。』
 そう考えるオヤジには、守備範囲を広げながら変化しつつも、根底の個性は錆付かせない布袋氏の音楽が実にカッコイイものに感じられるのだ。
 また、オヤジは布袋氏がどんな人物なのかは全く知らないが、友人が、
「凄くイイ奴。回りに気を使うし、酒も飲む。そこらのサラリーマンより何倍も礼儀正しい男だ!」
 とまぁ、ベタ褒めするのを聞いて、オヤジ自身、布袋氏が商売上で見せる強面の外見の内側に、何となく滲み出る「育ちの良さ」のようなモノを感じてしまい、
「多分そうなんだろうなぁ・・・。」
 なんて事を考えている。
 いずれにしろ、今回の事でオヤジの中では布袋寅泰という音楽家の見方が少し変わった。楽曲だけでなく、その間に見え隠れする人間性と、常に殻を破り成長しようとする姿勢を非常に身近に感じるようになったのだ。
 調べてみると、布袋氏はオヤジの一歳年上だ。布袋氏の事をオヤジだと言うつもりは無いが、同じ世代だと何かと共感する事が出来て、
「これは応援しないわけにはいかない。」
 そう感じてしまう。
「ファンです!」
 なんて声を上げるつもりは無いが、静かに気にかけながら応援し、見守り続けたい存在である事は確かなのだ。
ピック1 ピック2 最後に、CDと一緒に送ってもらった布袋氏のピックの画像を貼り付けておく。実を言うと、ギターオヤジとしてはコレが一番嬉しかったりする訳で、早速コイツでギターを弾きながら喜んでいると、女房に、
「そんなに嬉しいなら、家宝にでもして仏壇にでも飾っておいたら?」
 なんて事を言われてしまった。
 また、その後の友人からのメールに、
「『つればり』が布袋氏の奥様の今井美樹嬢の目にふれるのはマズイなぁ・・・。」
 なんて事が書いてあり、
「確かに。土佐の下品さを、わざわざアピールすようなもんじゃ・・。」
 なんて事を考えている今日この頃なのだ。
 いやはや・・・である。

 
[Music 布袋寅泰]



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