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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ 中学3年の頃
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ディープ・パープルの「スピード・キング」で初めて音を出して、初めて動くディープ・パープルを見た話

2007.06.03 Sun
24カラット

 中学3年になったばかりの僕は、
「一刻も早くバンドを組んで、一瞬でも早く音を出したい。」
 と考えるようになっていた。
 僕は、先輩からレスポールモデルのエレキギター(←たしか、トーマスとかいう子供の機関車みたいな名前のメーカーだったかな?)を3000円で譲ってもらい、ベースのK藤君は、リッケンバッカーモデルのグレコのベースを、ドラムのN田君は、パールのドラムセットを購入した。
 まだ、キーボードとボーカルは決まってなかったが、
「早速スタジオを借りて音を出そうぜや。」
「そうやにぁ~。今度の日曜日にせんかや。」
「よっしゃ、ほんなら、朝10時から2時間、帯屋町タチバナ楽器を押さえちょくぞ。」

 てな事になり、僕達は日曜日の朝、タチバナ楽器店に集合した。
 この時の僕は、ただギターをアンプに繋いで大きな音を出してみたいだけで、トーマス?の中古ギターを、ヤマハのギターアンプに直接ぶち込んで、ボリュームをいっぱいにして出した音は、傍目には腰が抜けた玉川カルテットみたいな音だったろうが、自分としては、リッチーブラックモアのつもりであった。(←図々しいにも程があるぞ。)
 とにかく、僕は音の大きさに興奮しまくって、腰抜けテケテケ音にも関わらず、体中のアドレナリンが沸騰するような快感を味わっていた。他の二人もこんな調子で、てんでに音を出して、めでたく第一回目の練習が終了した。
 近くにある“はこべ”という店で昼飯のお好み焼をつつきながら、
「次回の練習では「ディープパープル」の「スピードキング」をやろうぜ。」
「おうおう、あれならし~よいにやぁ~。すっと弾けるわ(←そんなわけないのである)」
 
 とキーボードもボーカルもいない事も忘れて、すっかり調子に乗っていた。
 さて、数日後に学校で、バンドの話をたまたま野球部のF島君としていると
「ディープパープルやったら、大西時計店の二階でビデオが見れるで~。確かおねえがそんな事言いよったぞ。」
 と、我々にとっては夢のような話をした。 (F島君には、高知市内の女子高に通う姉がいて、この人がなかなかの音楽通で、その影響からかF島君も音楽に詳しかった。)
 早速、土曜日のクラブが終わった夕方に、我々は、帯屋町の大西時計店目指して自転車を飛ばした。
 大西時計店は、当時1階は時計売り場だったが、2階がレコード売り場で、入口近くの吹き抜けの所に、大型テレビが据え付けられて、NHKのヤングミュージックショーなんかを録画したビデオをよく流していた。
 当時、まだ一般には、ビデオデッキは普及していない頃で、その日、僕らは神様でも拝むかのようにディープパープルのライブ映像を見た事を覚えている。
 「スピードキング」、「チャイルド・イン・タイム」、「スペース・トラッキン」などが演奏された映像は、なんとなく古ぼけて、テープ自体が擦り切れて、海中で演奏しているような印象だったが、それでも食い入るようにして見たもんだ。
 まだ、リッチーブラックモアが、ギブソンのセミアコ(←ES335かな?)のギターを弾いている時代の映像で、細かい指の動きまではよく分からなかったが、高知の田舎のアホ中学生に、偉大なギタリストのオーラを感じさせるには、十分な映像だったと思う。
 にもかかわらず、アホ中学生は、
「リッチーのあのギターはいかんにやぁ~、漫才師みたいでかっこ悪いぞ~」
 と、自分のギターは、機関車トーマス、出す音は玉川カルテットのくせに、そんな事はすっかり忘れて、偉そうな事を言いながら自転車こいで下宿へ帰った事を思い出す。
 さて、改めて今聴いてみると・・・。
「スピードキング」にこんなに長い前奏があった事をすっかり忘れていた。当時の僕らは、いきなり前奏無しで演奏していたので、強烈に歪んだ音の前奏が始まって、驚いてしまった。
 それにしても、こんなにハードな曲をアタッチメント(←当時の僕達はエフェクターをこう呼んでました。)が全く無いヘロヘロの腰砕け音で、どうやって演奏していたのかが、不思議でたまらない。その上、キーボードもボーカルもいなかったのになあ~。絶対に自分の頭で都合のいい音に変換されて耳に入っていたとしか思えないのだ。
 この曲を聴くと、初めて手にしたエレキギターにすっかり興奮して、鼻の穴が膨らんでいる自分の姿が浮かんできて、とても恥ずかしいのだ。

Deep Purple : Speed King





[Music Deep Purple]
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Theme:ハードロック | Genre:音楽 |
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レッド・ツェッペリンの「ブラック・ドッグ」で悩んだ話

2007.06.08 Fri
レッドツェッペリン4

 僕が中3になった頃、音楽好きの仲間内で、人気を二分するロックバンドは、レッドツェッペリンディープパープルだった。当時すでに、双方ともに、解散して無かったのだが、そんな事は、土佐の田舎の中学生には全く関係なく、
「やっぱり、ロバートプラントの歌は、誰っちゃあ真似は出来んぞ!」
「いや、けんど、パープルにはオルガン(←当時の僕は、キーボードという言葉を、まだ知らなかった。)ジョンロードがおるきにやぁ~。音の厚みが違うちや。」
「ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズやち、オルガン弾くやないか~。」
「え?その曲の時は、ベースはどうなっちゅうがなや?ベース無しの曲かや?」
「さあ~?知らんけど、ベースみたいな音がするオルガンを弾くがやないがか~?」
「ほ~。そりゃすごいにやぁ~」
 
などと、春のおだやかな日差しが差し込む、昼休みの教室で、食堂の売店から買ってきた、菓子パンと、三角パックのコーヒー牛乳片手に、馬鹿な会話をしていた事を思い出す。
 こんな光景が頭に浮かぶのも、僕の通っていた中学は、中高一環の私立中だったので、高校受験があるわけでもなく、一般の中3生よりも、ノホホ~ンと、実にのんきな学生生活を満喫していたからだ。
 そんな僕が、「レッドツェッペリンⅣ」のアルバムを手に入れたのは、昼休みのマヌケ話(←本人たちは至ってマジメだったのだぞ!)に花が咲く、中3も夏の土曜日の夕方、クラブ(←ギター部でした)が終わった後で、 帯屋町の大西時計店(←当時はレコードを売っていました。)の二階に行って、同じ、ツェッペリンの「永遠の詩」とどちらを買うか、迷いに迷って、購入した事を記憶している。「永遠の詩」は映画でも有名で、すでに友達のベーシストK藤君が持っていたので、ダビングさしてもらおうという頭が最終的には働いたのだと思う。
 その晩、A面一曲目の「ブラック・ドック」が気に入って、すぐにギターを引っ張り出してコピーを始めたが、どうもしっくりいかない。原因は、間奏部分でギターのリフと、バックのリズムの拍子がひっくり返って元に戻る所(←こういう表現しか出来ません。申し訳ない。)があって、そこが上手くリズムが取れないのだ。
「こりゃ~おかしいぞ。ツェッペリンはリズムが悪いにゃ~(←おいおい、そんな訳ないぞ!でも、完全に、否定出来ない気がするのが怖い・・・・。)」 
などと独り言を言った記憶がある。そして、この違和感が原因で、「ブラック・ドッグ」のコピーも途中でストップしてしまった。
 この不思議な違和感が解消されるまでには、その後何年も時間がかかり、大学生になった頃、久しぶりに、ツェッペリンを聴く機会があって「ブラック・ドッグ」を耳にした時、
「ああ~そういう事やったんか・・・(←どういう事や!)かっこえいやん。」
 という、長い便秘が治ってホッとしたような感覚(←違うと思うけど・・)を持つ事が出来た。
 さて、今改めて聞いてみると・・・。
 問題の間奏の部分は、ちゃんとかっこ良く聞こえるし、デビューから4枚目のアルバムのという事もあって、気負う所が無くて、余裕たっぷりの演奏が聞けると思う。ジミーペイジの独特のアドリブが流れるように聞こえてきて、当時の僕が
「こんなん俺もすぐに弾けるかもしれんぞ・・・。」
 と、大きな勘違いをするのがよく分かる。(←このような勘違いをその後の僕は、たびたびするのだけど・・・・。)
 当時と同じようにちょっとギターを引っ張り出して、リフをコピーしてしまった。
 この曲を聴くと、ツェッペリンの、ちょっとしたリズムの遊びで悩みまくったり、大きな勘違いをしながら、下宿の畳の上にあぐらをかいて、必死でギターを弾く中学生の自分の姿が、マンガみたいに、浮かんできたのだ。

Led Zeppelin : Black Dog





[M;Led Zeppelin]


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キングクリムゾンの「21世紀の精神異常者」と美術の宿題の話。

2007.06.15 Fri
クリムゾンキングの宮殿

 僕が、始めてキングクリムゾン「21世紀の精神異常者」を聴いたのは、中学3年になったばかりの頃だったと思う。
 当時の僕は、ロックが好きで、バンドを組んで、ギターを弾き始めたばかりで、聴いているのは、ディープパープルレッドツェッペリンクリーム等の、ギター中心のブリティッシュ・ハードロックばかりで、好きな音楽ジャンルが、非常に狭かった。
 そんな時、同じギター部の高校の先輩が、
「これはちょっと違うでぇ~ まあ、お前ら、一回聴いても、分からんろうけんどねぇ~」 なんて言いながら、部室に持って来たLPが、「クリムゾンキングの宮殿」だった。
 僕は、このアルバムを聴く前に、ジャケットのあまりの異様さに感動して、隅々までジャケットを見せてもらった記憶がある(昔のLPは、今のちゃちなCDとは違って、ジャケットをじっくり鑑賞する楽しみもあったよなぁ・・・。当時は、美しいジャケットが、いっぱいあったぞ!)
 そして、1曲目の「21世紀の精神異常者」が、部室のステレオから流れ始めた時に、
「こりゃかっこえいにやぁ~。絶対、このLPが欲しいぞ、なんとか手にいれちゃろ。」
 と思った。
 次の休日には、なんだかんだで、親を誤魔化して、手に入れた数千円を持って、いざ自転車で、買いに出かけたけれど、高知市内の主なレコード屋さんには、どこにも無かった。 
 そんなに欲しいなら、店員に、取り寄せを頼めばいいのだが、その時の僕は、「キングクリムゾン」というバンド名も、「クリムゾンキングの宮殿」というアルバム名も知らずに、ただ強烈なジャケットのイメージだけしか頭になかった。(←まるっきり馬鹿である。)
 そんな訳で、このアルバムが手に入ったのは、夏休みが近くなった、1学期の期末試験の前ぐらいだったと思う。
 期末試験の発表の前に、美術の宿題の提出期限があり、課題は、忘れたけど、僕は「クリムゾンキングの宮殿」のジャケットを真似て描いた絵を提出して、かなりいい点数評価をもらった記憶がある。
 期末試験が終わった日の午後に、中学棟1階の、美術教室横の廊下に張り出された僕の絵は、Aに○印のスタンプが押されて、西日を受けて光っていた記憶がある。 
 あの頃の僕は
「クリムゾンキングの宮殿は、「21世紀の精神異常者」だけでなく、アルバム全体が完璧に完成された一つの作品や。」
 と、感じていて、このアルバムによって、それまでのギターでコピーするだけの曲の楽しみ方から、アルバム全体を作品として鑑賞する楽しみ、じっくりと、作品を聴き込む楽しみを覚えた気がする。
 また、このアルバムをきっかけに、プログレッシブロックというジャンルに足を踏み入れて、数ヵ月後には、それから30年近く経った今でも、1番好きなギタリストにめぐり会うきっかけを、作ってくれたアルバムでもある。
 まあ、そんな訳で、久しぶりに聴いてみました。
 んで、「21世紀の精神異常者」だけど、ギターのリフを前面に利かしたビートに、グレッグ・レイクのボーカルが絡んで、ヘビーな雰囲気を出していてやっぱりカッコいいし、途中からは、坂道を転げ落ちるように、エンディングまで疾走してゆく。
「久しぶりでも、やっぱりカッコえいじゃない~。」
 である。
 でも、驚いたのは、このアルバムが、キングクリムゾンのデビューアルバムで、1969年に発表されたという事。(←おいおい、俺が小学一年生の時なんですけど・・・)
 初めて聴いた頃は、多分、1977年なので、8年も前に発売されたアルバムに、感動していた事になる。簡単にレコード店に売ってる訳がないのだ。それを知らずに自転車こぎこぎ、高知市内のレコード店を、探し回っていたのだ。(←やっぱり馬鹿だ。)なんともいやはや・・・・・。
 若いという事は、恥ずかしい事だと思った土佐のオヤジでした。

King Crimson - 21st Century Schizoid Man





[M;King Crimson]



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