スティーヴ・ヴァイの「ウルトラゾーン」を聴いてみた。

「眠る時のアルバムの選択は難しいよなぁ~。」
と感じてしまう。
高校生の頃は、
「ハードロックを聴きながら、知らぬ間に高鼾!!」
なんて事がしょっちゅうだったが、中年になった現在はそうはいかない。心が落ち着く曲や、現実とは異なる世界が想像出来る幻想的な曲を好む傾向があるので、自然とジャズ・ボーカルや古いプログレッシブ・ロックを選択する事になり、ハードロック系のアルバムは敬遠する傾向にあるのだ。
ところが、スティーヴ・ヴァイの「ウルトラゾーン」は彼本来のハードな面が少し弱まった分、超テクニカルなギターが中近東を思わせる雰囲気に不思議とマッチして、オヤジの最近の睡眠アルバムとして、不動の地位を築きつつある。
まぁ、
「このアルバムが果たしてハードロックなのか?」
と言われると答えに困るのだが、とにかく複雑なギタープレイもさることながら、全体から立ち上がってくる雰囲気はかなり異様で、一言では言い表せない世界を体験できるのだ。
音楽家の個性を感じるには申し分ない名盤で、かつワクワクしながら眠りに入れる実に不思議なアルバムだと思っている。
[Music Steve Vai]
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