キャロル・キングの「つづれおり」を聴いてみた。

前半は母の一周忌の法要の準備でバタバタし、翌週は次男のバドミントンの試合を2日間応援し、月末には徳島県の美術館まで遠出したりと、考えてみれば何とも慌ただしい一カ月で、ゴールデンウィーク明けからロクに休む時間がなかったのだ。
それでもしつこく音楽は聴いている訳で、先月は就寝前や移動中の車の中で何回かキャロル・キングの名盤「つづれおり」を聴いていた。
思い出してみると、このアルバムを初めて聴いたのは大学4回生の時なので1985年の事だ。なんとまぁ、アルバム発売から10年以上が経過している事になる。と言うのも、オヤジはこの時までキャロル・キングに対して、
「名前を聞いた事があるなぁ・・・。」
くらいの認識で、ほとんど興味が無いアーティストの一人だった。そのまま行けば、その後もずっと耳を傾ける事が無かったと思っている。
そんなオヤジが偶然「つづれおり」を耳にする事になったのは、当時音大の声楽科に通っていた友人のアパートで、彼が「つづれおり」を手に、
「あのさ、恥ずかしいんだけど、俺、高校生の頃このアルバムばっかり聴いてたのよ。」
なんて事を言い出したからだ。
彼は、バリバリのテノールでオペラを歌う男で、そんな彼がキャロル・キングが好きだという事に少し驚いたが、彼自身も自分のイメージとかけ離れた音楽を聴いていた事が少々恥ずかしかったのだろう。
さて、この時オヤジが初めて聴いた「つづれおり」の感想はというと、
「なぁ~~んだ、知ってる曲ばっかりだわ・・。コレがキャロル・キングね。へぇ~。」
だった事を覚えている。
まぁそれだけ有名曲が並んだ奇跡の様なアルバムなので、今回久しぶりに流しても、鼻歌交じりに口ずさんで実に気持ちが良かったのだ。
「悪くない、悪くない。」
だ。
[Music Carole King]




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