先週末、年末からたまっていた新聞を整理しながらビートルズのベストアルバム「1」を聴いていたのだが、「抱きしめたい(I Want to Hold Your Hand)」が流れ始めて妙な事を思い出してしまった。 実にくだらない話だが、大学生の頃に、この曲のサビの部分“I Wanna Hold Your Hand”が“アホな放尿犯”だったか“アホな放尿屁”だったかに聴こえると言って面白がっていたのだ。多分、当時所属していた音楽サークルの誰かが、テレビかラジオでこのネタを仕入れて広めたのであろうが、よく歌詞を変えて歌って笑っていたのを思い出す。 で、こういう空耳曲の代表選手がビーチ・ボーイズの名曲「サーフィンUSA」だとオヤジは思うのだ。そう、こちらもサビの部分で聴こえる“Inside Outside USA”のコーラスがどうしても“イッサイガッサイUSA”に聴こえるのは有名な話。そんな事から、 「久しぶりにビーチ・ボーイズでも流してみるか・・・。」 なんて思い、ビートルズの「1」は一旦中止して、こちらもベストアルバムでビーチ・ボーイズの「エンドレス・サマー」を聴く事にした。 オヤジは常々思うのだが、ビーチ・ボーイズって、年齢を重ねる毎に楽しさが分かってくる・・・って言うか、オヤジはリアルタイムでビーチ・ボーイズの全盛期を経験していない。だから若い時に彼らのメロディーの美しさやハーモニーの素晴らしさ、そして古き良き時代の海を感じる音の巧みさが、なかなか分からなかったのだ。しかし、長い間音楽を聴いてきた経験から良い音楽を嗅ぎ分ける技術のようなモノが身に付き、ビーチ・ボーイズがその触手に自然と触れ、こちらも何の抵抗も無くそれを受け入れ・・・とまぁ、実にヤヤコシイ話になってきたが、要するにオヤジにとってのビーチ・ボーイズの位置付けはそんな感じなのだ。(←サッパリ分からないだろうけど・・・。) さて、ヤヤコシイ話は止めてアルバム「エンドレス・サマー」だけど、さすがにベスト盤だけあって名曲続きで安心感と満足感を得ることが出来る。ただ、 「夏の昼下がりにビール片手に聴きたいねぇ・・・。」 なんて事を思う訳で、悲しいかな真冬には全然合わないのが現実なのだ。 そうそう、「サーフィンUSA」だけど、今回聴いてもやっぱり“イッサイガッサイUSA”に聴こえますね。いやはや・・・。