マンハッタン・トランスファーの「ザ・シンフォニー・セッションズ」を聴いてみた。

「たまにはクラシックのアルバムでも借りてみるかなぁ・・・。」
なんて事を考えた。オヤジはこう見えてもクラシックが結構好きである。ただ、あまり知識が無いので、クラシック系のアルバムを物色する時には、ライナー・ノーツを読む事が多い。
この時も、とある室内管弦楽のCDを手に取り、ライナー・ノーツに目を通し始めたのだが、何となくピンと来ない。理由は文章中にやたらと“ゴージャス”って言葉が出てくるからだ。たとえば、『演奏者もハーモニーもゴージャスで・・・』みたいな。
「お前、くだらない事を気にし過ぎだよ!」
って言われそうだが、室内管弦楽のアルバムに“ゴージャス”って言葉は似合わない。いや、そもそも“ゴージャス”なんて言葉自体、最近使うのか?そんな事が頭をよぎるのだ。
さて、なぜこんな事を思い出したかと言えば、昨日Amazonでマンハッタン・トランスファーのCDを検索していて、オヤジの大好きなアルバム「ザ・シンフォニー・セッションズ」が、
『ゴージャスの一言です!』
と評価されていたからだ。
「そうだ!あのアルバムこそ“ゴージャス”だわ!」
なんて言いながら、久しぶりに引っ張り出して聴いてみたのだが、なるほど、その通りだ。
意味が分からないと思うので説明するが、そもそもこの「ザ・シンフォニー・セッションズ」は、マンハッタン・トランスファーがオーケストラと共演し、往年の名曲の数々を歌い上げる1枚である。選曲が良いので、若い頃彼等の曲を聴いていたオヤジとすれば、懐かしくもあり、一方では新発見もありと、まぁ十分に楽しむ事が出来る。その上、贅沢なオーケストラと共演する事で、従来のマンハッタン・トランスファーのジャジーなテイストに、より落ち着いた大人の雰囲気と華やかさが加味されて、実に聴き応えがある。
「これこそゴージャスだわなぁ。」
そう言えるアルバムなのだ。
『ゴージャスってのはその辺にころがっているモノじゃなくて、特別で贅沢でキラキラしてムードがあって夢のようじゃないと。』
オヤジはそう思うのだ。
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The Manhattan Transfer - Birdland
The Manhattan Transfer: Route 66
[Music The Manhattan Transfer]



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