上原ひろみの「ALIVE」を聴いてみた。

「何を血迷ったか?」
なんて言われそうだだが、理由は簡単。知らぬ間に自分のベスト体重より5キロもオーバーしているからだ。いや『知らぬ間に』ってのは嘘で、体重が増えてるのは知っていたが、
「まぁしょうがないねぇ・・・。」
なんてしばらく放置していたのだ。
しかし、この年齢になると影響が出てくるもので、何となく体が重くキレが悪い。その上、長距離を歩くと足が痛くなる。将来、四国八十八カ所を徒歩で歩こうと考えているオヤジにとって、今ダイエットせずに体重が増え続けると八十八カ所どころじゃなくなるって危機感があるのだ。
そんなわけで始めたダイエットの中身は、カロリー制限と筋トレ、ウォーキングでの有酸素運動の三位一体作戦。今のところ成果が出ているのでこのまま続けたいと考えている。
んで、このウォーキング中にオヤジはよく音楽を聴くが、先日、
「こんなのどうかな?」
って試してみたのが上原ひろみのアルバム「ALIVE」だ。結論から言うと大失敗で、
「こんなの聴いてると、歩くどころじゃなくなるわ!」
なんて思ったが、改めて家で聴き直してみると、凄いアルバムだ。
そもそも上原ひろみが大好きな上に、ベースがアンソニー・ジャクソン、ドラムがサイモン・フィリップスと、リズム隊が超テクニシャン。アンソニー・ジャクソンと聞いて、一瞬80年代のフュージョンの香を嗅ぎ取りたいと思ったが、それは無理な話。でも、1曲目のアルバムテーマ曲「ALIVE」で展開される変拍子の面白さは、オヤジが若い頃から大好きなパターンだ。一方、ピアノソロで展開されるロマンティシズムは、上原ひろみの外見からは想像も出来ないような域へと膨らむ。
以前、上原ひろみの記事を書いた時に、『音に対する反応が非常に良い』みたいな話をしたが(←コチラです)「ALIVE」では音に対する反応の良さは既に当然で、その裏にある個性的な想像力と、強いオーラを感じる事が出来る。初めて聴いたけど、
「こんなに凄いアルバム久しぶりだわ・・・呆然。」
ってのが正直な感想だった。
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