ハンク・モブレーの「ワークアウト」を聴いてみた。

「ギターも弾きたいがアルバムも聴きたい!」
なんて勝手な事を思うが、一日は24時間しか無い訳で、その中で仕事をしたり、飯を食ったり、寝たり、酒を飲んだり、トイレで座ったり、とまぁスケジュールが満載で、なかなか時間配分が難しい。
だから、仕事が休みの週末は貴重である。朝から用事をサッサと済ませて、午後からは自室に籠り、ギターと音楽と読書三昧の時間を過ごす・・・とまぁコレが最近のオヤジの休日の定番となっている。
で、日曜日に自室で息子のマンガを読みながら聴いていたのがハンク・モブレーの名盤「ワークアウト」。彼のアルバムの中では「ソウル・ステーション」に次いでオヤジが好きな1枚だ。
まずは、ワン・ホーンなのが良い。シンプルで聴き易く、何となく余裕だらけのハンク・モブレーのプレイが存分に聴ける。『余裕だらけ』って表現が分かり辛いかも知れないが、簡単に言えば同じテナーを吹かせても、コルトレーンみたく重厚で哲学的ではなく、そうかと言って、スタン・ゲッツみたいなクールなテナーでもない。肩に力が入って無くて、
『ほんじゃ~やろうかねぇ~みたいな心持ちで演ったらこうなったけど・・・どんな?』
的な仕上がりが実に気持ち良いのだ。
その上、こっちも緩いギタリスト、グラント・グリーンが参加しているのもツボ。真っ黒なギターがスラスラと聴く事が出来る。全体的には、リズム隊が煽り過ぎるようなきらいがあるけど、まぁその辺は目をつぶって全編ウデ~~と楽しみました。
まぁ、今回はマンガを読みながら聴いたので、そんな場面には一番良いモダン・ジャズのアルバムだったと自負しています。
ではまた。
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[Music Hank Mobley]



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