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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ 2016年01月
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新年のご挨拶と今年一発目のアルバムに感じる事。

2016.01.08 Fri
 新年、明けましておめでとうございます。旧年中は皆様には大変お世話になり、心から厚く御礼申し上げます。今年も相変わらず独断的で妄想ばかりのブログとなりますが、お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。

 ・・・って、一応ご挨拶をやっといて、早速お話を始めたい。
 まずは年末・年始の報告だけど、暮からこっち、息子2人が高知に帰省し、毎晩のように友人と飲みに出かけて夜中に帰って来る。そうかと思えば、今度は勝手な時間に起きて『腹が減った。何か食わせろ!』なんて言う。我家の生活リズムは狂いっぱなしで、女房共々オヤジは疲れ果ててしまった。息子達がそれぞれ関東と関西へ帰り、従来の3人の生活に戻った今日(←1月6日の夜)になって、オヤジはやっとノンビリしているわけで、孫じゃないが、息子なんて『来て良し、帰って良し』だ。まぁ次男坊はこの週末、成人式で再び帰ってくるので、ヤレヤレなのだが・・・。
 さて、話は音楽に飛ぶ。いや、こっちが本題で、オヤジは昨夜から、
「今年の一発目に何を聴こうかなぁ?」
 なんて事を考え、CD棚の前を鼠のようにウロチョロしていた。
「やっぱ景気付けにロックがいいかね?いや、ここは静かにジャズか?待てよ、やはり毎年恒例で、自分のロックの原点である、ディープ・パープル先生に登場願おうか・・・?」
 などと、傍から見てると実に馬鹿馬鹿しい事で頭を悩ます中、ヒョイと目に付いたのがクリーム「クリームの素晴らしき世界」だ。
クリームの素晴らしき世界2 ここでチョイと説明すると、クリームというバンドは、エリック・クラプトン(g)、ジャック・ブルース(b)、ジンジャー・ベイカー(d)の3人から成る世界一豪華な3ピース・バンドだ(←誰でも知ってるだろうけどさ)。そのクリームが1968年に発表した2枚組のアルバムが「クリームの素晴らしき世界」で、1枚目はスタジオ録音、2枚目はライブ録音になっている。
 オヤジは、
「ああ、こんなのもあったよなぁ・・・。」
 って感じでこのCDを手に取ったが、考えてみると、「クリームの素晴らしき世界」は新年の一発目にピッタリなのだ。
 さて、ここからはオヤジの独断話なので、
「そんなわけねぇ~~よ!」
 って思った御仁は読むのを止めてもらって結構だが、
『何故、オヤジがこの「クリームの素晴らしき世界」が新年の一発目にピッタリだと思ったか?』
 理由は、このアルバムがロックだジャズだ自分の原点だで年始から迷うオヤジの悩みを全部引き受けて納得させてくれそうだったからだ。
 そもそもこのアルバムの全体を覆うのは、クラプトンのギターを中心としたロックである。大音響でガツンと聴くのが一番楽しく気持が良い。でも、もう少し聴き込むと、ジャズって解釈が生まれる。ライブでの長いインプロヴィゼイションは、それぞれの楽器が互いに主張し合い、絡み合い、コミュニケーションを取り合い、そして個性を発揮し続ける様子が存分に楽しめるのだ。また、オヤジの原点って意味でも、クラプトンのギターは中学生の時から聴いているし、彼のアルバムはいつもミズテンで購入してきた。オヤジの音楽人生の中で、クラプトンは最初からずっと一緒にいるアーティストの1人なのだ。
 とまぁ、そんな事が頭をよぎり、早速「クリームの素晴らしき世界」流し始めたが、最初は、
「そうそう、コレな。懐かしいねぇ・・。」
 なんて呑気に構えていたが、聴き進むうちに楽曲の良さと、次々に繰り出される音のシャワーを受けて、正月早々満足というより、満腹になってしまう。はっきり言って、50才を過ぎたオヤジには少々濃すぎる感があった。
 そう言えば、中学生の頃、オヤジは「クリームの素晴らしき世界」の良さが分からなかった記憶がある。(←その辺の話はコチラ今思うと当然で、クラプトンのギターしか聴いてなかったからで、『速弾き=ギターが上手い』くらいの感覚しかなかったお子様には、このアルバムの楽曲の良さや、インプロヴィゼイションの物凄さを感じるのは無理なのだ。
 それが30代も半ばになり、久しぶりに「クリームの素晴らしき世界」を聴いた時に、
「こりゃ~ジャズじゃ・・・凄い。」
 そう感じて、瞠目した事は今でも鮮明に覚えている。
 そして50代の今。少々胃もたれ気味にこのアルバムを感じる自分にオヤジは戸惑っている。
 音楽は、同じ曲でも聴く年齢や聴いてきた曲の量や質によって感じ方が全く変わる。若い時に興奮したアルバムを改めて聴くと、
「何じゃコレ?アホクサ・・・ケッ!」
 なんて感じたり、逆に昔馬鹿にしていたアルバムをよくよく聴くと、
「何故この良さに気が付かなかったのか?俺はアホや!キーーーーッ!」
 ってなったりする。まぁこの辺が音楽を聴く面白さであり、逆に言えば怖さでもあると思うのだ。
 ・・・って、何だか2016年の始まりは、『音楽の懐の深さ、不思議さ』みたいなものを感じるスタートとなってしまった。記事を書き始めた時はこんな話をするつもりは無かったのになぁ・・・。まぁ、いずれにせよ、今年も従来通り、若い時に聴いた曲の思い出と、その曲を現在のオヤジが聴いてどう感じるのか?を記事にしてゆきたいと思います。今回は長い記事で申し訳なかったけれど、お正月という事で勘弁願いたい。
 皆様、改めて本年もよろしく!なのだ。

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渡辺香津美の「エスプリ」を聴いてみた。

2016.01.14 Thu
エスプリ 新年早々芸能界が騒々しい。ベッキーの不倫にSMAPの解散である。どちらもあまり興味の無いニュースだが、これらと一緒にワイドショーで扱われて可哀そうなのが、デヴィッド・ボウイ死去のニュースだ。
「ベッキーやSMAPは置いといて、D・ボウイの業績をもっと称えるのが本当じゃないの?」
 なんて思う一方で、オヤジの場合、昔からD・ボウイの音楽がイマイチ理解できないアホなので、頭の中はベッキーもSMAPもD・ボウイもゴッチャだ。(←こういう事書くと、あっちこっちから怒られそうだなぁ・・・スンマセン。)
 今回のD・ボウイの死去のニュースを聞いてオヤジが最初に思ったのは、
「ヤバイ、次はストーンズじゃないの?」
 なんて不謹慎な事で(←コレも怒られそうだ)、現在でも、
「こんな時だから、D・ボウイのアルバムでも聴いてみるかなぁ?でも、ピンと来ないだろうしなぁ・・・。」
 くらいの感覚である。
 さて、そんなニュースが飛び交う中、オヤジが聴いているのは渡辺香津美のアルバム「エスプリ」だ。正月一発目にクリームなんて疲れるバンドを真面目に聴いてしまったので(←コチラです)、凝り固まった耳を正常に戻すには、こんなアルバムが良いと思ったからだ。
 「エスプリ」はオヤジが昔から大好きな1枚。ギター・ベース・パーカッションのトリオ編成なので、小さなライブハウスでイマジネーション豊かな演奏をノンビリ聴いているような気分になる。渡辺香津美のギター・プレイは素晴らしく、アコースティックに近いギターの音色が、トリオ編成にとても合っている。特にドラムではなくパーカッションって所がミソで、アドリブがより自由な広がりを持って展開され、聴いていて非常に気持ちが良い。
 オヤジは「エスプリ」で、年末・年始の酒にまみれた体と、食べ過ぎによるポッコリお腹が少しスッキリしたような気がしている。やはり今のオヤジには、D・ボウイじゃなくて、渡辺香津美のギターが一番みたいだ。勝手な話で申し訳ないけどさ・・・。

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Kazumi Watanabe - Puzzle Ring


 
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再び、ナタリー・コールの「アンフォゲッタブル」を聴いてみた。

2016.01.21 Thu
アンフォゲッタブル2 本日、高知市は雪になった(←1月19日の夜現在)。暖冬なんて言っていたのに、やっぱり冬将軍はキチンとやってくるのだ。まぁ、東北辺りの人が見れば高知の雪なんて屁みたいなモンだろうが、オヤジにしてみれば、屁で結構。
「今夜は特別に冷えるねぇ~。ケケケッ!」
 などと言いつつ、晩酌の熱燗が普段の倍になっている。
 さて、こんな夜は、演歌でも聴きながら酔いにまかせて寝てしまうのが一番だが、少し前から、
「アレを聴かないと・・・。」
 って思っているアルバムがあるのでそうもいかない。そのアルバムとは、ナタリー・コール「アンフォゲッタブル」だ。
 御存知の方も多いと思うが、ナタリー・コールは昨年の大みそかに65才で亡くなった。父親はあのナット・キング・コールで、そんな事もあってか、昔からオヤジがよく聴くアーティストの一人だった。今回の訃報を聞いて、
「追悼の意味も込めて、久しぶりに聴いてみないとなぁ・・・。」
 って、年明けからずっとオヤジは思っていたのだ。
 で、早速流し始めたこの「アンフォゲッタブル」、ナタリーが父親のナンバーをカバーした1枚で、個人的な感想を言えば、楽曲に対する丁寧さ、真面目さから、
「天国のお父さん!私、お父さんの曲をこんなに一生懸命歌ってるのよ!」
 って雰囲気があり、父親に対する優しい愛が感じられる。
 彼女はデビュー以来、偉大な父親の影に苦悩され続けたが、この「アンフォゲッタブル」で広く世に認められ、父の呪縛から開放された。アルバムのコンセプトからすると皮肉な話かも知れないが、オヤジは、経緯はどうであれ、彼女は最終的に独自の世界を構築した素晴らしいアーティストだったと思っている。そして、偉大な父親のナンバーを自分なりに消化し、「アンフォゲッタブル」で自らの力量を世に問おうとした彼女の姿勢こそ、父親の呪縛から解放された自由な姿であり、それがアルバムの成功をもたらしたと考えられるのだ。
 いずれにしても、「アンフォゲッタブル」ナタリー・コールの代表作であり名盤。彼女の声はあまりオヤジ好みではないが、それでも暖かく包み込まれるような気分になって、雪の舞う静かな夜にはピッタリだった。
 今頃彼女も天国で父親と一杯やっているかもなぁ?熱燗じゃないだろうけどさ・・・。
 ご冥福をお祈りします。

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Unforgettable NATALIE COLE


 
[Music Natalie Cole]

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