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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ 花粉が飛ぶ頃に思い出す2つの曲
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花粉が飛ぶ頃に思い出す2つの曲

2008.02.29 Fri
 明日から3月。そろそろ暖かくなってきて春の足音が聞こえてくる頃なのだが、実を言うと僕は、これから暫くの間が、1年で1番嫌いな季節になる。理由は簡単、「花粉症」なのだ。
 毎日、ティッシュ片手に目の痒さと、とめどもなく流れる鼻水と、時々襲うくしゃみの連続に立ち向かう事を考えると、憂鬱になってしまう。
 僕の花粉症歴は高校を卒業してすぐからなので、もう25年以上になる。
「それだけ長いと、もう慣れたもんじゃないかえ?」
 などと冗談まじりに言われる事もあるが、こればっかりは全然慣れない、毎年ヒーヒー苦しんでいるのだ。
 で、この「花粉症」の時期がやってくると、東京で会社勤めをしていた頃の社員旅行で耳にした2つの曲を思い出す事がある。本日はそのお話だ。
 僕が配属されていた会社の部署は、毎年3月に社員旅行に出かける事になっていた。いつも東京近郊の温泉地への一泊旅行で、昼間はバスで観光をして、夜は温泉に浸かり、宴会をする。宴会が終わると、マージャンをする者、旅館の外へ飲みに出かけて行く者、寝てしまう者、とまあ古き良き時代の正統派の社員旅行であった。
 僕は毎年のように鼻水を垂らし、痒い目を真っ赤にしながら旅行に参加していた。バスから降りて外を歩く時は、常にティッシュの小箱を抱えて、鼻をかみながら、ガイドさんの観光案内を聞いていた思い出がある。
 入社して5~6年目の頃、山梨県の石和温泉に出かけた事がある。夕方宿に着き、温泉に浸かり、その後の宴会も無事終了し、僕達20代から30代前半の若手社員は、10名ほどで連れ立って、温泉街を散策していた。そのうちに、酔った勢いも手伝って、誰ともなく、
ストリップに行こうぜ~~」
 という事を言い始めた。
 僕は、
「ストリップなんて、普段は入れないし、こういう場所で酔った勢いで入るのは、実に面白いぞ~!」
 と思い、すぐに、
「それは、いい考えだ!行こう!行こう!」
 と騒いでいた。
 すったもんだの末に、結局はその場にいた全員がストリップを見物する事となり、皆で温泉街の中の劇場へ向った。入口で、客引きのお兄ちゃんが、僕の持っていたティッシュの小箱を見て、
「お兄さん、準備がいいね~!」
 なんて、からかわれた記憶がある。
 入場料を払い、中に入ると場内は半分ぐらいの入りで、ショーはすでに始まっていた。当然のように客は全員前の方に集まっていて、我々も、中央の4列目ぐらいに全員が陣取り、ステージ上の「お姉ちゃん」に熱い視線を送る事となった。
カーペンターズ 僕も、
「ムフフッ、これは凄いぞ!」
 なんて思いながら、妖艶な演技を見せる「お姉ちゃん」を見ていたのだが、この時のバックにかかっていた曲が、なんと、デヴィッド・スピノザ「スーパースター」だった。
 「スーパースター」という曲は元々、カーペンターズが歌ってヒットした名曲で、アルバム「カーペンターズ」の中に収録されている。カレン・カーペンターの哀愁溢れる素晴らしい歌声が印象的で、多分かなりの人が1度は耳にした事があるのではないかと思う。
 一方、デヴィッド・スピノザというギタリストは、僕が若い頃好きになったミュージシャンの1人で、元々は、ニューヨークのスタジオ・ミュージシャンだった人だ。彼は、アルバム「スピノザ・ニューヨーク」の中で、「スーパースター」を泣きのギターで、実にカッコよく演奏していて、高校生の頃に初めて聴いた僕は、
「お~っ。デヴィッド・スピノザ、渋いぞ~~!かっこええぞ~~!。」
 と思った記憶がある。
スピノザ・ニューヨーク その時から10年以上を経て、この曲をまさかストリップ劇場で再び耳にするとは夢にも思わなかったので、正直、懐かしさと、意外さが入り混じった複雑な気分になった。
 でも、そんな気分に浸るのは一瞬の事で、その時の僕は、目の前の「お姉ちゃん」への関心の方が断然強くて、あっという間に妖艶な世界へどっぷりと浸かっていった。
 後々考えてみるのに、スピノザの「スーパースター」で踊る裸の「お姉ちゃん」は、結構イイ感じで、曲と踊りが妙に合っているのが面白かった。
「踊りの選曲は自分でするだろうから、あのお姉ちゃん、結構いいセンスしてたのかもしれん。ひょっとしてフュージョンファンかな?」
 などと、余計な事を色々考えてしまった事だ。
 さて、「スーパースター」で踊る「お姉ちゃん」の後は、別の何人かの「お姉ちゃん」の色っぽいステージや熟練の「おばちゃん」の悪酔いしそうなステージを見せつけられ、異様な熱気に頭がぼ~っとし始めた頃に、ショーはフィナーレとなった。
ライク・ア・ヴァージン 最後は出演したストリッパー全員が並んで、マドンナ「ライク・ア・ヴァージン」に合わせて踊っていた。
「おいおい~!ストリップのエンディングに「ライク・ア・ヴァージン」は無いだろう~。」
 なんて、笑いながらも、結構ノリノリで、全員で曲に合わせて手拍子をした事を覚えている。
 傑作だったのは、曲のサビの部分の
「ライク・ア・ヴァージン♪~~ フ~!♪」
 という所が来ると、全員が足を広げて、観音様を御開帳なさる事だった。実にバカバカしいけれど、脳裏にこびりついて離れない面白い光景であった。
 そんな訳で、僕は今でも街中やテレビで、「スーパースター」「ライク・ア・ヴァージン」を耳にする事があると、妖艶な「お姉ちゃん」や、ステージに勢ぞろいしたストリッパーの皆様方の笑顔が頭に浮かんでくる。この2曲、僕の中ではある意味とても貴重な体験と一緒になった思い出の曲なのだ。

Carpenters : Superstar


Madonna : Like A Virgin


  
[Music Carpenters] [Music David Spinozza] [Music Madonna]
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