デューク・エリントンの「ザ・ポピュラー」を聴いてみた。

で、妙な事だが、自分ではそういう音楽の好みの変化が、なんとなく気に入っていた。詳しく言うと、中年という年齢に差し掛かった所で、ビッグバンドの演奏するスタンダード・ナンバーを聴いて、その良さをヒシヒシと感じている自分が好きだったのだ。
「また、訳のわからん事を・・・・」
と言われそうだが、若い頃から僕はビッグバンドの演奏するスタンダード・ナンバーは、オヤジが聴くのが一番似合っていると感じていた。ましてや、ビッグバンドをバックに歌う白人女性ボーカル辺りが気持ち良く感じ始めると、これはもう、完全なオヤジだと感じていたのだ。で、キチンと40歳を前にして、そういう傾向が出てきた自分が、なんとなく可笑しかったのだ。
デューク・エリントンの「ザ・ポピュラー」は、ビック・バンドが好きになり、自らのオヤジ化を感じ始めた頃でも、比較的初期に聴いた記憶がある。何故かと言うと、「A列車で行こう」を始め、何度も耳にした事がある親しみやすい曲が並んでいるからだ。まあ、
「これが、デューク・エリントンの一番のアルバムか?」
と聞かれると、首を傾げてしまうけれども、音のバランスの良さと、親しみやすさから来る安心感で、結局はデューク・エリントンの中では、一番よく聴くアルバムなのだ。
Duke Ellington Take the A Train Soundie 1940's
[Music Duke Ellington]
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