マイルス・デイビスの「クッキン」を聴いてみた。

「このクソ暑い時に、そんな緊張するアルバムを聴く事もなかろうに・・・・。」
なんて言われそうだが、何週間か前にSOU-UNさんのジャズブログを拝見していて、「クッキン」の記事(←こちらです。)を読んで以来どうも気になっていたのだ。
で、やっと聴く事にしたのだが、今回は、ちょっと真面目に聴いてみる事にした。まず部屋のクーラーは止めて、窓を開け扇風機を回す。ボリュームを下げて、CDを流し始めるとマイルスのミュート音が暑さと共にじわじわと迫ってきた。
「それにしても、このMy Funny Valentineの演奏はすごい。凄過ぎる。何でこんな凄い演奏が出来るのだろう?」
僕はいつもそう感じてしまう。
恐ろしく緊張感のあるミュートソロが続き、リリシズムにあふれたマイルスの表現力に驚嘆させられる。首筋からは汗がダラダラと流れ出て、曲が進むにつれて苦しくて、切ない気持になってくる。そして、不思議な事に最後には涙が出そうになった。
とにかくこの1曲で、メロメロ。汗を流しながらゾクゾク鳥肌が立つような経験なんて初めてだ。
[Music Miles Davis]
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Category: Jazz/Fusion | Comment(4) | Trackback(0) | top↑ |
ありがとうございます。
読んでみて、ビックリしました(笑)
このアルバムは本当に凄いですね。私も何年もこの曲を
聴いていますけど全く飽きることがありません。それどころ
か年々、心の中に深く入り込んでくるようなのです。こういう
作品は多くはないので、自分の中でこれからも大切にして
いきたいものですね。
ホントにココロにしみる名演です。土佐のオヤジさんのお気持ち
よ~くわかりますよ。
>SOU-UN様
このアルバム、ずっと気になってたんですね。
で、気合いを入れて聴いてみると、
一発でノックアウト。
いやはや、凄いもんだ。
>ezee 様
確かにそんな感じを受ける演奏ですね~。
何回聴いても、ゾクゾクします。
で、鳥肌が立ちます。