キース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」を聴いてみた。

その時聴いていたのは、キース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」なのだが、僕の説明をひとしきり聴いた後で、次男は、
「お父さん、こんなCD聴いてると、気持ち悪くならない?この人吐きそうじゃん。」
などと言って、自室に戻っていった。
僕は、
「う~む・・・。やっぱり親子だな。こういう場合は、感じ方が一緒だ・・・。」
なんて思ってしまった。
僕はキース・ジャレットのピアノが大好きで、何枚かアルバムを持っている。特にこの「ザ・ケルン・コンサート」はお気に入りの一枚で、20代の終りに初めて聴いた時は、
「ピアノ一台の演奏なのに、何でこんなに感動するのだろう?こりゃ、物凄いアルバムじゃ!」
そう感じて、ちょっとオーバーだけど、恐れ入って腰が抜けそうになった記憶がある。
その時以来、年に何回かは必ず聴くのだが、音に集中して聴く分には素晴らしい感動を得られるけれど、何かをしながら流すと、とたんにピアノの美しい音よりも、あのキースの発する奇声というか、唸り声ばかりが耳について、気になってたまらなくなるのだ。
今回も、最初は集中して静かに聴いていたのに、途中で次男に横槍を入れられ、最終的に頭の中に響くのはあの唸り声だけになってしまった。当然キースが心の底から湧き出る感覚をアドリブに表現しようとする余り、あのような唸り声を上げる事は、十分承知しているのだが、僕はどうもあれが好きになれないのだ。
こういう事を言うと、キース・ジャレットのファンに怒られるかな?
[Music Keith Jarrett]
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TOTOは?
この間、ルカサー観に行ったんで、ここにTBしたれ!とか思ったら、TOTOもルカサーもないみたいなんだけど、好きじゃないんですか??思い出がないとか?
>チュチュ姫様
ってサラッと言える所が、オヤジは羨ましいぞ!
で、TOTOもルカサーも大好きですよ。
思い出も色々ありますね。アルバムも何枚か持ってるし・・・。
なんて、言いながら記事がない。
今、気が付きました。そのうち書きます。
まずは、久しぶりにTOTOを聴いてみようと思っております。
はじめまして
唸り声…そうなんです。僕もこのアルバムを『ながら聴き』してると、娘から同じようなことを言われました。
素晴らしいアルバムなのですが、唸り声まで音楽の一部だと思えるようになるには、まだまだ修行が足りない僕です(笑)。
トラックバックさせていただきました。
>なちゃ様
そうか、そうか・・、オヤジも修行が足りないんだな。
唸り声が当然と思えるように、頑張ります。(笑)