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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ フルアコの音色で眠るのだ。
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フルアコの音色で眠るのだ。

2008.09.01 Mon
 一週間ほど前まで、高知市は毎日クソ暑かったので、じっと音楽なんぞ聴く気にもならず、記事にしてきたアルバムを聴くのが精いっぱいだった。でもここ数日間は朝晩がずいぶんと涼しくなり、呑気なオヤジも、
「さ~て、何か面白いアルバムは無いもんかな?」
 なんて事を再び考え始め、CDの棚をゴソゴソと引っ掻き回す事が多かった。しかし、どうも真面目に聴いたアルバムが無い。逆に言うと、真面目に聴かなかったアルバムは結構あるのだ。
 『真面目に聴かなかった』というのは、夜ベッドに寝転がってヘッドホンをつけて半分眠りながら聴いたアルバムの事で、クーラーを効かせた真っ暗な部屋で聴いていると、すぐに眠くなって爆睡してしまい、どれも最初の2~3曲しか記憶にないのだ。それにも関わらず、
「今回はサワリだけしか頭に残っていないアルバムの事を書いてみよう!」
 などと、勝手な事を考えてしまい、ここ数日ベッドで半分眠りながら聴いたアルバムを机の上に並べてみると、面白い共通点に気が付いた。それは、全部ジャズ系のギタリストのアルバムで、フルアコと呼ばれるジャズでは一般的なスタイルのギターで演奏されたアルバムばかりだったのだ。
ベター・デイス・アヘッド まずは、ノーマン・ブラウン「ベター・デイス・アヘッド」というアルバム。僕とノーマン・ブラウンとの出会いは、「アフター・ザ・ストーム」というアルバムで、幼稚園に上がる前の長男の手を引いて新宿のCDショップへ行き、そこの試聴コーナーで聴いて気に入り購入した。
 僕はその後しばらくの間このノーマン・ブラウンというギタリストが非常に気に入ってしまい、通勤電車の中で「アフター・ザ・ストーム」を毎日毎日聴いていたのだ。そして、このノーマン・ブラウンの3枚目のアルバムが今回聴いた「ベター・デイス・アヘッド」なのだが、こちらはCDショップで見かけた瞬間にすぐ購入した事を覚えている。最初に聴いた印象は前作の「アフター・ザ・ストーム」の衝撃が強すぎてか、
「何となく前と同じようなアルバムだな・・・。」
 と思った記憶があるが、久しぶりに聴いてみると、ジョージ・ベンソンを骨太にしたような独特のギタープレイが冴えわたっていて、なかなか面白い。ただ、今回はギタープレイよりも歌入りの3曲目「私の気持ち」が気持ち良かった。女性シンガーをフューチャーしたしっとりとしたこのナンバーで、僕は十分に癒されて、曲の途中で深い眠りに入ってしまった。そんな訳で、その後の曲は記憶にない。
ザ・スウィンギング・ギター 次はタル・ファーロウ「ザ・スウィンギング・ギター」
 僕は昔からタル・ファーロウというギタリストの音があまり好きではない。何となく硬質で、ギスギスした印象を受けてしまうのだ。それでもこのアルバム、ジャケットは古臭くてイマイチだが内容はすごい。とにかくタルが弾いて、弾いて、弾きまくるのだ。特に2曲目の「ヤードバード組曲」が頭に残っている。ベッドに寝転がって静かに聴きながら、
「これほどスラスラと流れるようにアドリブが弾けたら気持がいいだろうな~。」
 なんて、音の好き嫌い云々よりも、溢れ出るアドリブの多彩さに素直に憧れてしまった。そして、多分5曲目の「恋の気持で」で眠ってしまった。初めのフリーテンポで流れるギターを
「上手いな~」
 なんて思いながら聴いていたのは記憶にあるのだが、そこから先が思い出せない。それでも名盤という事は十分に分かるアルバムだと思った。ところが残念な事に、このアルバムを購入した時の記憶が全然ない。何処で購入したかも覚えていないのだ。そしてここ10年以上も聴いた記憶もない。どうも不思議なアルバムでもあった。
ア・デイ・イン・ザ・ライフ 最後はウェス・モンゴメリー「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の話。このアルバムは7~8年前に購入したのだが、妙な思い出があって、当時息子達の通っていた小学校の校門の目の前が中古CDショップで、参観日の帰りに寄り道して購入し、その夜気持ち良く聴いた思い出があるのだ。
 そもそも、このアルバム、ジャズと呼べる物ではなく、かといってフュージョンでもないと僕個人の中では理解している。でもそこには歴然とウェスの素晴らしいギタープレイが刻まれていて、聴いていてジャンルには全然関係なく、正直に良いアルバムだと思わせる物があるのだ。
 とにかく、これだけ聴き易く仕上がっていると、今回聴いてみてもすぐに眠ってしまい、ほとんど曲の記憶がない。それでも、
「素晴らしかったなぁ~」
 という思いだけはしっかりと残っているから不思議なのだ。
 さて、今回この3枚のアルバムは半分寝ながら聴いたので、ここに書いた感想はどうも正確な物ではない気がしてならない。
「日を改めてキチンと聴いて、もう少し真面目なコメントを記事にしなければ・・・。」
 と思っている。
 そして、これらのアルバムは最初にお話した通り、非常にジャンル的には近い物で、ギターの甘いトーンで演奏されたものばかりだ。少し前の記事で、
『ギターを弾く楽しみは、ディストーション・サウンドにある。(←記事はこちらです。)
 なんて事をぶち上げた癖に、一方で聴く事に関しては、
「結局今のところの僕は、こういうフルアコで演奏された音が好みなのかもしれない。」
 なんて事も思ってしまったのだ。
 いずれにせよ、実に勝手な話である。ちょっと反省しなければ・・・・。

   
[Music Norman Brown] [Music Wes Montgomery] [Music Tal Farlow]


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Category: 自分勝手な話 | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |
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揺れますよね~。
結局のところ、ディストーションとクリーンなサウンドとは
全く別物なんでしょうね。
でも、マイルス・デイビスは、マイク・スターンに
「ギターという楽器は泣き叫ぶように弾く楽器だろ!違うか!」
みたいなことを言ったそうで(笑)
klq26XPE | sou-un | URL | 2008.09.02(Tue) 19:23:16 | [EDIT] | top↑ |

>sou-un様

はははっ、マイルス、オモロイなぁ~。
マイク・スターンが出てきたら、クリアもディストーションもなく、ただ、
「上手いよな~」
ってなってしまいます。(笑)
- | 土佐のオヤジ | URL | 2008.09.03(Wed) 08:53:25 | [EDIT] | top↑ |

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