エマーソン レイク&パーマーの「トリロジー」を聴いてみた。

高知県地方も月曜日から空模様が怪しく、湿気を多く含んだ生暖かい風が吹いている。そんな訳で、昨日はエマーソン、レイク&パーマー(以下EL&P)の「トリロジー」を聴いてみた。
「そんな訳って、台風と何の関連も無いじゃん!」
って言われそうだが、僕の中では案外そうでもないのだ。
僕は高校生の頃から聴いていたプログレッシブ・ロックの中で、EL&Pの複雑でエキサイティングな曲の数々にずっと憧れを持ってきた。しかし、同時にその裏に必ずくっついてくる漠然とした不安感もずっと感じていた。それはイエスにもピンク・フロイドにもキング・クリムゾンにも無い、『キーボードだけが延々とメインで演奏される世界の妙な不気味さ』の事で、僕の頭の中ではEL&Pの作品の数々は、その隠れた不気味さに気が付いた時から、何となく天変地異を思わせる物になっているのだ。
今回の「トリロジー」も同じ。
「ずいぶん前に「カルタス」を聴いた時ほどの興奮は無いけれど、上手くまとまっていて、面白いアルバムだなぁ~。」
と思う半面、何とも言えない不安感を煽る。何かが起こりそうな不気味さがつきまとうのだ。
台風接近の中、「トリロジー」を聴く自分を、
「俺ってチョット変態!?」
なんて思いながら、そんな選曲をする自分が好きだったりする。
「やっぱ、変態?」
[Music ELP]
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土佐のおやじさんが変態なら、私も変態ってことになりますよー(^^;)!!
>波野井露楠様
そーですか・・・、波野井先生もこういう聴き方が好きですか?
ふふふっ、変態には変態しかわからない楽しみ方があるのですよね~(笑)