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土佐のオヤジの音楽昔話 ~ あの頃の曲を聴いてみた ~ 2008年9月某日の聴き流し日記。
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2008年9月某日の聴き流し日記。

2008.10.06 Mon
 9月は台風が近くを通り過ぎて以来、随分と涼しくなり、特に後半は朝晩が実に過ごし易かった。1年の内で今の時期がどんな曲を聴くにも一番いい季節である事は間違いなく、オヤジも秋の夜長に音楽を楽しんでいる。
 先月聴いたアルバムの中で印象に残ったモノを思い出そうとしたが、枚数は多くても、どれもドングリの背比べで、何の話をすれば良いか迷ってしまった。結局、
「こういう場合は、書く事が頭に浮かんだ順に記事にしよう!」
 と安易な事を考え、とりあえず3枚のアルバムの話をする事にした。
スケッチ・オブ・スペイン まず1枚目はマイルス・デイビス「スケッチ・オブ・スペイン」
 僕は、昔からこのアルバムをジャズのアルバムだと思って聴いていない。でも、
「んじゃあ、これ何のアルバムよ?」
 と聞かれても、何とも返答のしようがなく、何だか気持ちの良い映画音楽のように聴こえて、分類としては、どうも中途半端なアルバムなのだ。
 「スケッチ・オブ・スペイン」は、マイルスのアルバムの中ではちょっと異色で、本来のマイルスの姿からはかけ離れたイメージを持ってしまう。でも僕は、先入観無しでポンと聴くには面白いアルバムだと思っている。20代の終りにこのアルバムを購入した僕は、アランフェス協奏曲から始まる全体のエキゾティックな雰囲気が大好きで、一時期こればっかり聴いていたものだ。
 今回聴いても、ギル・エヴァンスの渋いアレンジで、僕の頭の中にはスペインの荒涼とした風景が少しずつ立ち上がってくる。そして最後の曲まで静かに耳を傾け、CD1枚聴き終わる頃には、自分の頭の中に勝手なスペインの雰囲気が出来上がってしまうのだ。僕は、昔からこのアルバムではマイルスの演奏やジャズ的なアプローチなどは全く考えないで、只々、異国情緒に浸り、イメージを楽しむ事にしている。何回聴いても、実にいいアルバムだと思うのだ。
ベスト・オブ・ドゥービー・ブラザーズ・ライブ 2枚目はドゥービー・ブラザーズのアルバム「ベスト・オブ・ザ・ドゥービー・ブラザーズ・ライブ」
 何故か最近このアルバムに凝っている。3~4年前にTUTAYAでレンタルしてダビングしたのだが、自分の机でボンヤリしている時にこのアルバムが流れている事が多いのだ。
 その理由は、聴いていて何も考えなくて済む手軽さと、ライブアルバムにも拘らず演奏のテクニックと音のバランスが非常に良い為だと思う。その上ベストと謳ってあるように、選曲がベストアルバムとして楽しめる布陣で随分得した気分にもなる事だ。
 僕はこのアルバムを聴いていると、
『とにかくドゥービー・ブラザーズの音楽は理屈抜きに楽しい。客を喜ばす音楽をやらせたら、天下一品だ。』
 と感じてしまう。心がウキウキしてきて、一緒にギターをかき鳴らしながら歌いたくなってくるのだ。
「自分の机で何回『LONG TRAIN RUNNIN’』のサビを叫んだ事か・・・。」
 そう考えると、実に恥ずかしいのだが、そんなアルバムなのだ。
カーメル 3枚目はジョー・サンプル「カーメル」
 ずいぶん長い間忘れていたアルバムだが、CDの棚からひょいと出てきたので、流してみた。
 僕はフュージョンを聴き始めた高校2年の頃、ジョー・サンプルには、
「単にクルセイダーズのキーボード奏者だよな・・・。」
 くらいの認識しか持っていなかった。しかし、そんな僕の考え方が180度変わってしまったのが、このアルバム「カーメル」なのだ。
 僕がフュージョンの世界で、初めてキチンとキーボードの存在を意識したのは、このジョー・サンプルスタッフリチャード・ティーあたりがスタートだった。
 特にジョー・サンプルにはその美しいメロディーと流れるような素晴らしいアドリブの数々に魅了されて、
「こんなにもピアノが上手い人間が世の中にはいるもんなんだ。プロっていうのは凄いんやなぁ~。」
 なんて、汚い下宿の部屋で、ブツブツ独り言を言いながら、それこそカセットテープが擦り切れるほど「カーメル」を聴いていた記憶がある。
 今回聴いてみても、アルバムタイトルの「カーメル」はやっぱり名曲だし、他の曲も美しいジョー・サンプルの世界が楽しめる。実に懐かしい思いがこみ上げてきた。
 そんな訳で9月に聴いた印象深いアルバムはこの3枚。本当はまだ何枚かは聴いているけど、書く事がすぐに頭に浮かばなかったのだ。それらのアルバムは、また次の機会に記事にしたいと考えている。
 さて、季節は10月。これから1ヵ月ぐらいが、音楽を聴くには一番イイ時期だと思っている。その後はオヤジが一番嫌いな冬がやってくるので、気が重いのだが、せいぜい今のうちに色々聴いて楽しんでおこうと思っている。ではまた・・・・。

  
[Music Miles Davis] [Music Doobie Brothers] [Music Joe Sample]

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