キング・クリムゾンの「レッド」を聴いてみた。

「つまらん・・・。」
だった。
今考えると無理なのだ。そもそも僕が最初に感動したキング・クリムゾンの曲は、アルバム「クリムゾンキングの宮殿」の中の「21世紀の精神異常者」で、それは、
「すごい曲やなぁ・・・。こんな演奏が出来たらカッコいいよなぁ~。」
的な感動だった訳で、あくまでも自分がギターを演奏する事を想定した上での感動だった。
中学生になってギターを弾き始めた事が災いしたのか、当時の僕はこんな変な音楽の聴き方しか出来なかった訳で、そうなると、同じクリムゾンでも「レッド」はハードルが高すぎる。
アルバムタイトル曲の「レッド」の延々と繰り返される歪んだギターのリフばかり聴いてしまい、
「こんな演奏して何が楽しいんじゃ?」
なんて事を考え始めると、完全にアウト。絶対に面白さは分からないのだ。とにかく、
「自分がギターを弾いたら・・。」
なんていうアホな考えは一切持たずに、曲の世界だけに浸るように意識すれば、強烈な音の塊と重厚な雰囲気の中に、凄い世界が見えてくるのだ。実はこの辺は、プログレを聴く極意の一つだと思うのだが、いかがなものか?
[M;King Crimson]
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